少子化と言われて久しい。
確実に子供は減少している反面、生まれた人は長生きになってきている。
正直お年寄りが100歳まで生きていられたらそれを支える若年層はたまったものじゃない。
そのために子供にはこれから更に社会を安定させて、お年寄りだけでなく自分達が穏やかに過ごせるように、知識と知恵をつけて貰わなければならない。
そこで昨今の小学生の勉強状況だが、社会の構図と同じように二極化されているようだ。
両親が大卒で、共働き、一人っ子の家庭は比較的経済的余裕があるためか将来良い大学に行かせるために中学受験を考え始める。
最近は特に中高一貫校の良さがクローズアップされており、老舗の難関校や伝統校だけでなく公立の中高一貫校も伸びてきている。
確かに中学生の多感な時期に私生活、学校生活、交友関係などで落ち着かないところに更に高校受験も背負わせるかと思うと親心ながらに憂鬱になる。
自分の中学生の時は転校も重なり、環境変化に伴うストレスで一時的にアトピーが強烈に悪化した覚えがある。(高校に入ってから若干改善された)
中高の6年間の中で受験という負荷を減らしてあげることで、交友関係、人格形成上有効に働く方向に進めてあげられれば親としては多少の苦労は(精神的、経済的など)苦にはならないのでは無いだろうか、、
現実の経済的問題について少し整理したい。
これまで1人の子供にかける教育費はもともと聖域と言われていたこともありお父さんの小遣いより強固に守られてきた。親が出来ること、子供に残せるものとしての1番役に立つ教育はこれまでもこれからも重要視される。
これからは日本的な詰め込み型の教育で育った人間ではなくグローバルに対応できるタイプが必要とされるが…
とにかく、少子化傾向が強まり結果的に、家庭に余裕ができるところは老後の貯蓄だけでなく子供の教育費も充実させることができることになる。
しかし実際にはローンか賃貸の家賃を負担しそれなりの消費をしているとそんなに余裕がないことがわかるが、なににも変えがたい子供への教育の沼にはまってしまうと、そこから抜け出すことは簡単ではない。
子供をDQNのいる環境に置きたいとは思わないのは当然であり、出来るだけ環境の良い場所て苦労少なくさせてあげたいが成長には苦労も必要なのである。