昨日、この「未来の友だち」を製作された方から、
 
その背景について、またMLに投稿がありました。
 
お名前などは一部のみ加工して、あとはそのまま載せてみたいと思います。
 
皆さんにも、どんな過程をたどってこのPVが出来上がったのか、是非お知らせしたくて。
 
 
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たくさんのレスポンス、ありがとうございます!ドキドキしながら昨晩この投稿したので、皆さんのレスポンスを読んでもっとドキドキしています。
 

Facebook・Mixiなどのソーシャルネットワークをはじめ、ブログなどにもたくさん投稿頂きました。
ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。早速、日本の地方FMなどでの放送なども決まりました。
 

私の主人はミュージシャンで、エレキベースを弾いています。
このビデオを作ったのは、主人のPascal Kaeserです。http://www.p-bass.ch/
はい、中学生たち、いっぱい練習しましたよ!
本当にスイスはマルチ・ナショナルです!「赤いベベ」着て登場の女の子たちは、うちの娘たち(注・原文にはあった娘さんたちのお名前を省きました)です。(正直、自分の子供たちをPVに出演させること、私たちは悩みました。)
この曲、作曲・編曲・編集・ベース演奏はすべてPascalがしました。
日本語の作詞は、LAに住むBerklee同僚のギターリスト松野啓太(Kayta Matsuno)さんです。私の手も少し加わっていますが...
ビデオディレクター、カメラ撮影、編集とプロダクションはAlfonso Gordilloというスイス人のディレクターさんです。
 
 
主人は震災後から被災者に何かできることがないかとずっと考え続け、やっとこのPVが完成しました。彼の全部の気持ちがこのPVです。
 

以下、彼の文書を添付します。
 2011年3月11日3つの大きな災害が日本を襲ったことを決して忘れません。遠く離れたスイスでもこの大惨事は大きく報道されました。テレビに映し出される写真や映像を観て、ショックでコトバを失いました。スイスのニュース・メディアも、被害状況や被災支援の様子、そして福島に関する情報を連日伝えました。

 その時私が考えたのは、「しばらく経てばこの大災害についてニュースで報道されなくなるのではないだろうか…この被災地の犠牲者たちのことはあっという間に人々に忘れ去られてしまうのではないだろうか….」ということでした。そして残念ながらそれはすぐに証明されてしまいました。スイスでは東日本大震災に関するニュースはほとんど報道されなくなったのです。
 震災の3日後、私は被災者のために曲を書くことを決心しました。義援金をあつめることではなく、「この大震災、そして被災者のことを決して忘れない。大震災の写真や動画を観た時のショックも決して忘れない。」ということを被災者に伝えるために。
 音楽教師、そしてミュージシャンである私は、被災した子供たちにこの気持ちを伝える手段と目的を達するために役立ついくつかの要素を持ちあわせていました。スイスベルン州オースタムンディゲン市にあるデニコフェン中学校の生徒たちに、このプロジェクトの有志を募ったところ、多くの生徒たちが興味を持ち集まってくれました。ミュージシャン仲間たちも次々と有志がレコーディングに参加してくれ、また映像ディレクターまでもがこのビデオ制作を引き受けてくれました。携わってくれたスタッフたちは皆、本業の仕事をしながら必死に時間を作り、録音、撮影、編集にあたり、大震災から半年以上経った今やっとこの作品が完成しました。
 震災後、世界中から様々な道徳的、および財政的支援があったことはよく知られていることです。この歌を通して、「東日本大震災の被災者たちのことを、私たちは決して忘れないよ、いつかあなたに会いたい。」というメッセージが伝わるでしょうか。
 「未来の友達」は、スイスのある中学生たちから、現在もなお被災のダメージに苦しむ人たち、特に子供たちに希望や思いやり伝えようと制作したメッセージソングです。できるだけ多くの人に伝えたいと思っています。皆さんのヘルプが必要です。このプロジェクトが私たちの目標に達するかは分りません。でも試してみる価値はありますよね?ご協力お願いいたします。ありがとうございます。
パスカルより
 
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転載、トラバよろしくお願いいたします♪ 
 
被災地へ届け、スイスからの声♪