今回フォステクスのブックシェルフスピーカー用のアンプを製作しました。イトウ電子のHPを見ていましたら外付け部品の少ないテキサス・インスツルメンツのステレオ・パワーアンプIC「LM4766T」を使ったパワーアンプ基板が販売されていました。
LM4766T ステレオパワーアンプキット - イトウ電子部品・通販
今回製作したアンプの主要部品
シャーシはタカチの自然空冷小型アルミケースHITシリーズからHIT18-6-13SSを
選択しました。末尾がBBだとブラック仕様です。
側面が放熱板仕様になっています。少し厚みがあります。
タカチの自然空冷小型アルミケースHITシリーズ
自然空冷小型アルミケース HITシリーズ | 製品情報 | タカチ電機工業 - 産業用・工業用のケース・ボックス・ラック・筐体の製造メーカー
付属のゴム足が粘着タイプで貧弱なので径20mmのアルミ製の足にしました。
側面がアルミヘアライン仕上げで見栄えがいいです。
基板のスペーサーは手持ちの8mmが丁度よかったです。
金メッキRCAピンジャックは前に作ったバッファーアンプやイコライザーアンプで使用して具合が良かったので今回も秋月電子で購入
表示が赤と白があり1個380円と手ごろ
RCAジャックRJ-2008BT/R(赤): ケーブル・コネクター 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
シャーシとアルミの足及びミュート用のトグルスイッチは共立エレショップで購入
HIT型自然空冷小型アルミケース(シルバー)[RoHS]◆取寄品◆ / HIT18-6-13SS
AFS型アルミインシュレーターフット 外付型 / ショットブラスト仕上げ / シルバー φ20×8mm / 4個入 [RoHS] / AFS20-8S
スピーカー端子は手持ちのサトーパーツ 同じものがカタログにないので今は生産されてないのかな。自作派には少し残念ですね。
イトウ電子から完成基板を購入 基板サイズは41.5mm × 72.5mmとコンパクト
電源は窪田式FETアンプの電源を使うのでノイトリックの角型レセプタルコネクターを用いました。
ICを放熱器仕様の側板に固定するとき注意が必要です。フィンとフィンの真ん中にネジ穴を開けないとタップを通せなくなります。
先ず中間位置に印を付けます。
裏面に中間線を引きスペーサーに基板を置きICの固定穴の位置に印を付けドリルで穴開けします。3mmのタップの場合下穴径2.5mmとなります。
うまく中央に開きました。
基板を固定したところ
ICを固定すると基板の高さが変化してスペーサーがうまく収まりません。無理すれば挿入出来ますが基板がしなって経年変化でひび割れ等が起こる可能性があります。そこでヤスリでスペーサーの頭を少し削ってスムーズに入るようにしました。
写真ではよく分かりませんがICの裏面が基板の端から内側にわずかに引っ込んでいるのでこのままだとICが放熱器の側板に密着しません。この状態で動作させると放熱がうまくいかず動作不良の原因となります。仕方がないので基板をヤスリで削って密着するようにしました。削りすぎると基板の銅箔部分が現れてきますので注意が必要です。今回は何とかうまくいきました。キットで作られる方は今回のように基板位置まで放熱器がかかる場合は平らな板の上にICと基板を垂直に密着させてはんだ付けするといいと思います。
基板のIC側はICの取付ねじで固定されますので反対側の2か所で固定すればいいです。4か所止めようとするとスペーサーがきつかったりと調整が大変です。
ICの固定ネジもうまくフィンとフィンの間に収まっています。
アルミの足は底板に固定しました。
バックパネルと部品
ドリルと糸鋸で加工
穴あけはいきなり太いドリルで開けず小さい径のドリルから開けて中心がずれている場合は丸や半丸ヤスリで修正しながら開けるのがコツです。角穴は糸鋸で少し小さめに開けヤスリで広げていきます。10mm以上の穴あけには円錐ドリルが便利です。
写真のものは4mm~22mmまで穴あけが可能 スピコンのレセプタクルが24mmなので22mmで開けて後半丸ヤスリで広げました。
部品を取り付けた様子
組み立てた様子
配線したところ
配線材にはモガミの2515を使いました。OFC仕様で心線は30本、被覆はポリエチレン製と優秀で経年劣化にも強いので昔から愛用してます。
パネルフェイスにネームランドで名入れ
スピーカー端子は色分けで表示
完成した2台のパワーアンプ
側面が放熱器を兼ねていてデザイン的にもスマート ただ半導体の取付には注意が必要でフィンとフィンの間に取付穴を開けなくてはいけない。
LM4766のデータ資料
サーマルプロテクションや電源オンオフ時のミュート機能などが備わっていて保護回路を追加しなくてもいいのでありがたい
供給電圧±30Vで30Wまでは低歪しかもステレオの2チャンネル分がこのIC一つに組み込まれているとは驚きです。
今回はこれをBTL接続でモノラルアンプとして動作させます。
BTL接続は図のようにライントランスを利用して位相の反転を行います。
ライントランスはタンゴのNN-600-600パーマロイコアで周波数特性も優秀です。
電源トランスはタンゴのA-65Sで5.5Aの電流容量があり強力です。フィルターコンデンサには35V22,000μFのエルナーセラファインを片チャンネル2本使っています。重量が10kg以上あり重いです。
パワーアンプに入るところでキャノンからRCAのピンに変換します。
変換装置 タカチのYMシリーズの最小モデル(45mm×50mm×30mm)
スピーカー端子は左右の+端子どうしにつなぎます。
電源装置から直接取ると電圧が36Vと少し高いのと少しでもリップルを減らすために窪田式の定電圧装置を入れました。
これを入れることにより29vと丁度良い電圧になりました。
電源の機器間をつなぐコードにはオヤイデのL/i50を愛用しています。スターカッド構造で4Pのスピコンプラグと相性がいいです。
心線がOFC仕様のものがありますが値段が3倍ほど高いです。
スピコンプラグはサウンドハウスで購入 クラシックプロの製品で1個280円と安価です。ノイトリック製だと600円ほどします。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) SPK4F | サウンドハウス
接続はプラスドライバーで簡単に出来ます。心線がばらけやすいのであらかじめ半田メッキしておきます。






























































