『日本の伝統色を愉しむ』
―季節の彩りを暮らしに―
■監修:長澤陽子
■イラスト:エヴァーソン朋子
■版元:東邦出版
日本には数百種類の色と
それを伝える美しい日本語がある――
今週13日に発売の日本の伝統色本。
昨年春からスタートし、
監修の長澤さん、イラストレーターのエヴァーソンさん、
文章を書いてくれた本間さん。
そして、編集、デザインのうちのスタッフ。
皆で力を合わせ、1年半かけて制作してきました。
とても大切な1冊になりました!
この本は、
『日本の七十二候を楽しむ』に続いてのシリーズ2冊目。
今回は和の色に焦点をあてました。
日本はとても語彙の多い国だと言われています。
それは色の名前も同じ。
例えば、虹の色。
日本で「虹の色は何色か?」と聞くと
たいてい「七色」と答えるのに対し、
「三色だ」と答える国もあるそうです。
目に見えている色は同じはずなのにその色を表現する名前が無いということです。
しかし、日本では「赤」ひとつをとってみても
「猩々緋」「紅」「茜色」など
微妙なニュアンスの違いを表現する言葉があり、
日本人であればその情景をなんとなく思い描くこともできます。
日本のように語彙が多いのは文化があるということ。
それを大切にし、日々生活する中で美しい日本の色を楽しめるような
色の名前を季節ごとに厳選。
その色が配されているモノやコトを紹介します。
ぜひ、多くの方に
ご覧いただけると幸いです。