鎌倉市材木座:長勝寺

 

伊豆に配流されていた日蓮が鎌倉に戻り、この地にあった石井長勝の邸内に庵を結んだことが当寺の発祥です。(原文から)

 

鎌倉巡礼、後半は日蓮聖人の霊跡を巡る路となります。

KKお得意の裏口からコンニチワをしておりまして、仕切り直し入場です。

 

広い境内です。

木々は桜です。春には絶景となるでしょう。

 

そして目に飛び込んでくるのが、本堂正面に日蓮上人像。

 

周りを囲む、四天王像。

 

左サイド。

 

右サイド。

 

圧倒的な威容なれど、木々の位置関係から上手いアングルがポジショニングできず…。

自撮棒で上から狙いなら、全景を収めることができると思われ。

 

本堂(帝釈堂)。

社務所はこの階段左手下になります。

 

御首題・御朱印、授与品も同じく社務所にて。

(ブレてしまった…)

 

御首題。

 

御朱印「大帝釈天王」。

 

この長勝寺では是非見てみたいものがありました。

社務所で尋ねると鐘楼の裏手ということでした。

 

こういう位置関係です。

わからずに少々捜しました。

 

赤木圭一郎。

昭和三十年代に一世を風靡した日活のアクションスター。

愛称トニー、和製ジェームス・ディーンとも呼ばれました。

 

撮影中の事故により1961年没。わずか21歳。

墓もあるようでしたが、路がわからず断念。

 

KK、リアルタイムではもちろん知りません。

何で記憶にあるのかも、忘却の彼方です。

テレビ放送された映画は見ているかもしれません。

恐らく、父親か母親から聞いた話の中にあったのでしょう。

(下記画像はwikiから拝借)

 

 

駐車場あり。

 

「弁慶、今はどのあたりじゃ?」

(奥州に落ち延びる九郎判官・源義経)

 

「はっ、信濃国のあたりかと。

ブログ主KKは、駿河と三河の朔日城ネタに切り替え、そのまま三河の寺院巡りで引っ張るかと思われましたが、鎌倉巡礼に戻した模様。兄サマの追手が来ることは必定。急ぎましょう!」

(武蔵坊弁慶)

 

アナタ、平家を駆逐してくれた用兵の天才、九郎殿をなにゆえに嫌いますの?

この鎌倉幕府の軍事を司る将に値するお方になりますぞ。

(北条政子さま)

 

政子よ、それはちと違うのじゃ。ワシも義経のことが嫌いわけではない。

ただし今、義経は、いわば法住寺(後白河法皇)から放たれた「毒矢」なのじゃ。

(源頼朝さま)

 

毒矢とは、なにゆえに?

 

考えてもみろ、義経は平家攻略のいわば英雄じゃ。

まだ開いたばかりのこの鎌倉幕府。

そこに都から授かった上位官職、ワシより位の高い英雄が帰還したらどうなる?

 

たしかに、あまりよろしくない状況になりますな。

九郎殿とアナタの関係はきっと、ぎくしゃくしたものになりましょうな。

 

義経には、この鎌倉で軍事を司る長になってもらいたかった。

しかしヤツは都で目が眩み、法住寺にまんまとたぶらかされ利用された。

このワシとの間柄を亀裂させるためにな。

義経を慕う者も多数おろう。

義経とワシ・頼朝との間で、この鎌倉で戦さが起きよう。

だから義経を鎌倉に入れるわけにはいかんのじゃ。

この鎌倉幕府を安定させるためにはな。

 

さすがアナタ。そこまでの先を読んでおられるとは…

時に、密偵によれば、九郎殿は中山道から奥州を目指しているようですが。

 

ふっ、ふっ、それは好都合じゃ。

ワシに従わない藤原秀衡のところに赴くか。

 

なんと、九郎殿を討つのですか??

 

義経を討つわけではないぞ。

ヤツを差し出せと命じるだけのこと。

従わなければ藤原どもを討伐する格好の口実になるからのう。

毒矢は奥州に放たれたのじゃ。

藤原どもが、義経の身柄を差しだすか、首を差し出すか、それは義経の運次第じゃ。

毒矢が京都に戻ってくれれば、一番好都合であったのじゃがのう。

小癪な法住寺を亡き者にしてくれる千載一遇の機会になったであろうに。

 

な、なんと。恐ろしや

法住寺さまを…

アナタは恐ろしきひとじゃ。

 

のう、政子。

ワシは戦さの無い世の中を築きたいだけじゃ。

平家が滅亡し、これからは鎌倉で武家による政(まつりごと)の世になる。

都の口うるさい宮どもには大人しくしてもらう。

そして、戦さ上手な武辺者は、もう必要ないのじゃよ。