映画は映画だ。注・長文
えぐいの、こわいの嫌いな人はスルーしてください
いや・・・私の書き方、感じ方が悪いだけかもだけど

『映画は映画だ』

主演
ソ・ジソプ

カン・ジファン

※受賞
☆第28回韓国映画評論家協会賞
☆新人監督賞
☆男優演技賞
☆新人俳優賞
記事を書く際に知ったけどすごいな
この映画を見た。凄かった、色んな意味で・・・・

これ、公開したときからなんともデカいスターのW主演なのに二人はノーギャラとか聞くし
権利が後から詐欺で奪われて?もめたとかなんとか、なんだか大変だったようで
ジソプとジファン、二人が制作費までもいくらか出したとか・・・
なんかそんなの聞いたことがあって。それも含めて興味があったんです。
(↑うっすらおぼえてるだけで違ったらどうしよう、すいません
)ジソプとジファンのW主演というので前から気になってたんだけどやっと見た。
とにかくジソプ作品は全部見なきゃ損してる気がするんです!!!!
先に見た人にどうだった?て聞いたら
うーーーーん・・・
なんかよく分からんかったなぁ~。
ずっと殴り合ってケンカしてるような映画で・・
ちょっとこわいからゆんは見ないほうがいいかも・・
って答えが返ってきちゃって

正直あんまり期待しないで、しかも私、暴力バイオレンス的なのが
一時期からちょっと苦手になって・・・
無理そうだったら途中で諦めよう、そんな気持ちで見始めたんだけど・・・・
しかも夜中から。(終わったらすずめが鳴いていた)
無理だったら途中で寝よ(映画、途中でストップとかありえないよねwゴメンナサイw)
なんて思ってたのに、見たら引き込まれて最後までいっきに見た

しかも(久しぶりに)すっごい集中して見た

予告の動画です。
zog19様
ガンペ役=ジソプ。 (目が細い方の役者さんです)
私、この人の演技で裏切られた事ないです!!!!
ド素人意見だけどね、それでもね!この人の目の演技はものごっつい上手いと思う。
にらまれたら泣く(というのは大げさですが)くらい、目でモノを言います!
凄く好きです!
スタ役=ジファン。 (髪の毛短い方の役者さんです)
この人の印象は、う~~ん、
いままで結構ボンボン役とか異端児役とかオモシロコメディー役とか見てたから
そんなに演技がどうだ~と、思ったことはなかったんです。
見た目に似合わず声が高いから
かっこいいのに声たかい~
と、すきゆえにつっこみたくなるタイプです。この人も好きです!
友人の感想はイマイチ

んがっ!!!
今回やられました。
韓国のドラマは好きだけどあんまり映画でもう一回見ようと思った事のない私ですが
これは是非ともまた見たい!!!

===あらすじ===
(ググッたらこの映画のファンページがあってそこからお借りしました。※HP)
映画俳優のスタは、アクションシーンの撮影でつい本気になって相手に怪我を負わしてしまう「常習犯」。 現在撮影中の新作映画でもスタのせいで相手の俳優が大怪我をして降板、スタは窮地に陥る。 つい自分で代役を見つけると宣言してしまったスタだが、もはや誰も引き受けてはくれない。 そんなときに思い出したのが、つい先日ふとしたことで知り合った、スタのファンで俳優志望だったというヤクザ、ガンペ。 今でも俳優への夢を忘れられないガンペは、スタの提案を受けるが、アクションシーンは「ガチンコで」という条件を付ける。
あらすじどおりなんですが。
映画の流れとともに勝手な個人的感想を書き書き。
スタは相手役に怪我ばかりさせるのでとうとう相手役がいなくなってしまった。
そこでスタは以前に偶然出あった、役者を目指した事のあるというヤクザのガンペに出演を依頼する。
二人の演技シーン、始めはスタ役がケンカで負けているが最後には相手(ガンペ)に勝つ、という流れ。
役者としてリアルを追求するスタだけど、本物のヤクザとしていきているガンペからみたら
映画の中でリアルを演じきろうとするスタが少し茶番にも見えるのか。
ケンカのシーンはガチでこい、というガンペに腕っ節も強く気の強いスタは自信満々で挑む。
しかし相手はプロだ。スタは全然勝てなくて逆に殴られっぱなしでNGを連発。
監督に映画なんだからうまくやれよ、といわれても全く手を抜かない二人。
ここで、なんで本物のヤクザが映画なんかにでるんだよw
と、おもっちゃうんだけど細かい所はスルーで見るのがコツw
ところで二人の衣装は映画の中でも私生活でも対称的に白と黒。
勿論売れっ子俳優のスタが白い服で、ヤクザのガンペは真夏でも全身真っ黒のスーツ。
イメージどおりの設定だ。
華やかで人前で仕事をする人間と裏社会で生きる人間。色も対称的にしたってことかな。

映画を撮りながらお互い気になる女(彼女)も登場する。
役者のスタは一般女性でいつも自分の都合のいい時しか会わないが内心は頼っている。
ヤクザのガンペは映画の中で共演した女優(元スタの彼女)といい感じになる。
お互いの相手まで対称的だな。
プライドの高いスタだが、実は周りのサポートで助かってる所もある。
ところが信頼してたその周りの人間に裏切られたりなんてことも。
本当は正直なだけでイイヤツなんだろうけど、前半は生き方も表情もダメダメ人間。
ところがガチでガンペと撮影を重ねるうちに、徐々に彼の表情や考え方、
映画の中でもリアルを追求する姿勢が変わってきて、みるみるいい演技をするようになる。
一方、本来優しさはあれど心は人に許さず1本道しか歩いてこなかったガンペは
スタと、出会って恋に落ちた彼女の姿勢に触発されてか
はたまたかつての夢を一瞬でもこの撮影中に見ることができたからか、
なんと本来の仕事で「甘さ」を見せる。
”やらなければいけない”弁護士を「死んだように生きろ」と逃がすのだ。
ガンペのお情け、これがあとでえらいことになる
数日後。ガンペが情けをかけて逃がした弁護士が新たなヤクザを雇った。
ガンペがかわいがっていた下っ端たちがそのヤクザに皆やられてしまう。
ガンペははめられフルボッコにされる。が、粘り強くもともと頭が切れてケンカも強いガンペを
今度は逆に弁護士が「俺の元で動くなら助けてやる」とお情けをかける一面も。
ガンペにとってそれは愚問。もう心に何かを決めたような表情だ。
そしてヤクザのケンカシーンだけど意外に?銃はでてこない。
鉄パイプとかいった凶器。
何日も終始一緒に撮影しているうちにつかの間、少しだけお互いの心が近づく二人。
始めは、ヤクザで演技の経験もろくにないといった目で見ていたスタだが、もうそんな気持ちは一切ない。
また、どこまで現実に見せようとしても演技に過ぎない、と言っていたガンペも真剣なスタに本気で挑む。
いよいよ!!!!!!!!!!!!
ここからです。
映画のラストカット。ここはワンカットではじめから終わりまで泥の中でガチンコ勝負。
本当にどちらかが撮影中に死んでしまうんじゃないか?とスタッフの顔が曇る・・・・
もうね、ここの演技が二人ともすんごいの!!!!!!!!!!!
泥のたんぼ?畑?みたいななか、にらみ合って近づいて距離をみて
ガチンコで殴り合いの投げ合いの押さえ込み!!!!
なんでもこのシーン、リアルに「アドリブ」だったそうです。
それを後から知って更にびっくりした・・・・。
泥の上をピョコピョコするエビかムツゴロウなみに二人はどんどん泥だらけになっていく。
泥だらけの中、やはり少しガンペが上回るか????
いや、それでも起き上がるスタ。もう演技なんかじゃない。
スタの頭の中に「これは演技だ、映画だ」なんてものはその時なかったはずだ!
ドロドロになりすぎて、正直途中からどっちがどっちか分からないw
耳の穴、まつげの上、上から下までとにかく全部ドロンドロン。
↓もうどっちがどっちかよく分からなくなってきた時の図

文字で書いてるとなんだそりゃw と、文章力のない私ではうまく伝えられないけど
とにかくこの泥ガチシーンが物凄いんです・・・。
首絞めて泥の下で本当に顔が赤くなっていく所を見てて、映画と分かっててもぞっとした。
このシーンの最後、どのように格闘の決着がついたのかはDVDで見てください!
書いたら絶対もったいない!!!(ここまで書いといて申し訳ないけど)
そして撮影が終わった。クランクアップした。
なんて迫力ある素晴らしい格闘シーンで締めくくれたのだろう!
スタはこうして無事に映画を撮り終えた。
んがっ!!!
映画は撮り終えてもガンペの仕事はまだ終わっていなかった。
情けをかけて逃がしてやった例の弁護士の一件だ。
すっかり気が打ち解けたと、ガンペのもとへ行くスタ。スタは打ち上げに誘うが・・・
ガンペ「これから現実ってやつを見せてやる。カメラはお前だ。よく見とけ」
(°д°;)
いやな予感がする・・・・・
どういうことだよ!おい、まてよ!と早足で獲物を追うかのように進んでいくガンペに
わけが分からずついていくスタ。
ガンペの表情は全く動かない。ガンペは本来の「リアル」を生きていた。
とある骨董品屋の前。例の弁護士が出てくる。
弁護士は仏像を抱えていた。骨董品屋で手に入れたのだろう。
近づくガンペ。
俺が持ちます、そう言って近づいてきたガンペのことを弁護士は自分に服従したんだな、と解釈し
抱えていた幼児ほどの大きさでできた石の仏像をガンペに渡す・・・・
通りの反対側ではスタが二人のやり取りをじっと見ている。
次の瞬間。
ガンペは弁護士から受け取った仏像で、一瞬にして弁護士を・・・・・・・・・
すんごいです。変に銃とか使うより断然リアル・・・・・これ。
そして凶器が仏像という所も皮肉というか、こういう方がリアルに近いのか、とか思ったり。
そして私が気味悪いなあと感じた所が、仏像で攻撃しているうちに
なんと仏像の頭がごろん、とわれて落ちるんだ。
そこも私の感覚では物凄く恐ろしかった。
普通では凶器になりえない物が凶器にもなる。
恐怖や恐ろしいものと対物にあるはずの仏さま(仏像)で・・・・。
なんてこと・・・・・。
で、思い出してまたぞっとした。
映画の中でスタの事務所のワゴン車が何度か出てくるんだけどおっきく「首陀」って書いてるの、漢字で。
結構めだってたからその漢字を覚えてたんだけど・・・
スタ(首陀って、シュタ?って、スタ?)の名前を漢字で書いてたんだろうけど
思えば凶器の仏像と繋がってない?
(考えすぎかな?)
ガンペの攻撃は素早く、何度も、何度も、何度も・・・
ガンペの表情はピクリとも動かない。変わりにガンペの顔面が真っ赤な返り血に染まる。
現実とは何か。ガンペの生きているリアルとはどんなものか。
リアルを目の当たりにしたスタは目の前で起こっている光景を見て
目に涙をためて何度も嗚咽する。
映画は映画だ。
どれだけリアルに近づけようとしても、結局のところは映画なんだ。
そう思った。まさにこの映画タイトルどおり。やられた!と思った。
映画によって「映画は映画、現実は現実」とガツンと言われたような気がしてしまった、
「カメラはお前だ」というガンペのセリフからここまでの数分のシーンで。
たったの数分でこの映画の言いたかった事全部がここに凝縮されてるかのようだった。
あれだけ時間をかけて、苦労して努力して、素晴らしいラストシーンまで撮ったこれまでの時間が
一体なんだったのだろう?というなんとも脱力してしまうような目からうろこのような感じを覚えた。
その時のガンペの表情・・・ピクリともしないが目で物を語っている・・
嗚咽するスタ・・・表情がリアルすぎる・・・
(今私が見てるこれも映画なんだ!と分かっててももう無理。この二人の表情で無理。)
一瞬で仕事を成したガンペ。
あっという間に警察がきて連行される。
スタはまだ動けずにつったったまま、連行されて車に乗せられるガンペを呆然と見てる、震えながら。
スタはいい役者になった、撮り終えたばかりの映画でいい役者になった・・はずだった。
だけどリアルがどんなものかをガンペの言ったとおり自分の目でカメラのように通して見てしまった。
連行されたガンペが乗っているパトカーが動き出す、
と思ったら、なんと手錠をかけられて手を使えないガンペが頭突きで車のガラスをかち割った。
そして頭突きで勝ち割った窓の隙間から、まだ動けないでいるスタを見て、にやり、と笑うガンペ。
恐怖と呆然にかられたまま立ち尽くすスタ。
その二人の対称的な表情が画面左右にクローズアップされて映画は終わった。
==============
ああああああ

どうしよう。書いててまた怖くなってしまった

でも、これはまた見る価値は充分にあると自分は思ってます



ただのケンカばっかりの映画ではないと思う。
要所要所に皮肉ってるというか、言いたい事を散らばしてるというか。
映画の中で映画を撮ってるという設定もおもしろかったし、
監督役の人の演技もなんだかコミカルで、唯一監督が映るとほっとしたり。
くすっと笑ってしまう感じのコミカル。いいキャラです。
女二人は別に設定の中にいらなかったんじゃないの?と思いもするけど・・・
ヤクザが映画に出るってのもありえないし。
でも、そんな細かい私のボヤキはおいといて。
主演二人の演技がとにかく強烈だった。ラストあたりのテンポや終わり方もいい。
ジソプはもういつもどおり、この人の目の演技はすっごいです。
そしてジファン。私、謝ろう思うw
これまでこの人がこんなに演技うまいとか思って見たことなかった。本当にすいません。
ヤクザとか冷たい役とか・・・そういうのってひょとしたら演技しやすいのかもしれない。
(といってもジソプはタダモンじゃないんですが
)と思うと、ダメ人間的な表情とか、どこか情けなかったりおびえたり・・・
そういう演技をする方が難しいのかな?と思って。
素人だから何にもわかんないけど、結局はこれを見る殆どの人が素人・一般人なわけで。
だから一般人の私にはジファンの演技は難しいんじゃないか、と感じた。
で、いまこれを書こうと思ってあらすじだけうまく書けないし、と
ファンサイト(があったことにもビビッた)に行ってよく見たんだけど、
この映画の製作・脚本がキム・ギドク!!!!
どおりで・・・・・ ドンパチバイオレンス的なのを撮ってらっしゃる人。
作風がシニカルで個性的です・・
で、今回の監督はギドクチーム?に入ってて(弟子というのか)この作品が彼単独の
初めての作品だったらしい。なるほど、シュールリアリズム(超現実主義)な映画なわけだ。
やられた・・・・・この映画には、やられました。
そして視覚的でなく、思考的に恐ろしかった。
私の中で恐ろしい映画の上位にはいるかも。最後のラストシーンが

血みどろ・ハリウッド・お化け!(お化けは怖いけど
)を全面に出してるのより、この映画の最後の数分(二人の表情)の方が断然怖かった。
(ニンジャアサシンはのぞく
あれは血みどろでもなんでもとにかく思い出すのも恐怖
)ああああああああああ。こんなに長く、独り言、しかも怖いの書いてしまったぁーーーーーー
ほんとうにごめんなさい。そして、こんなにヤクザって連発して書いて大丈夫なのかな

この記事が一番上にきたまま今日寝るのもなんだか怖い

(なら書くな
)それにしてもやっぱりジソプの演技は見ものだった

これだけこわい、恐ろしい、と書いたけど
素晴らしい映画だと思ったのでありまして・・・
興味があれば、ぜひぜひ見てほしいです!
いつかこれ、別の国でリメイクされそな気がする

(褒めすぎ?)
ちょっとこれ、どんな風に評価されてたか気になるので徘徊してきます

ん、でもこんな時間になってしまった


なんかよく分からないけど失礼しました

PS 主演のふたり、スタイルいいです(>_<) ←映画と関係ない情報
=おわり=