＊8/4(木)＊
pm9:20に夜行バスで東京に出発
レディースシートだったのに後部座席に不審なおじさん
細身で髪がモジャッとしていた
60歳くらいで日焼けしているのか
薄汚れている感じ
３０分に一回くらいの頻度で横の狭い道を通ってトイレに行ってた
喋り方も独特
なんだかおかしいな?
と思ったけど
障害者なのかな?
外国から来た人なのか?
て 思って恐かったけど気にしないようにした
消灯時間になって暗くなった
電気を点けたり飲み物を飲んだり足元の紙袋をガサガサとさせていた
大きな声で独り言を言っていた
また横の狭い道を通る
私の席の頭部を掴んだとき頭に手があたったけど
そのまま何もいわず行った
返ってきたとき私の手に触れてきて驚いた
あっすいません
と言って席へ戻った
すごく恐かった
am1:30
まだ独り言を言いながら動いている
おじさんが寝るまで寝れない
周りの人もまだ起きている
気になって寝れないんだろう
ようやく寝たらしく私も寝ていた
am4:30
目が覚めた
あ～寝れてよかった～
おじさんも静かでまだ寝ているみたい
と 思って背もたれに横になった
母さん!!
オイ!!母さん!!
母さん!!
母さん!!…
突然おじさんが起きて怒鳴る
お母さんを探しているみたいだった
私の頭を後ろから叩いた
恐くてすぐに背もたれから離れてちぢこまった
お母さんだと思われたら…と考えたら恐ろしい
まだ怒鳴っている
恐くて窓の方を向いた
恐くて自然と涙が流れた
自分でも驚いた
本当に怖い思いをすると涙って出るんだ
ふりかえると
おじさんが横の狭い道にいた
足音も気配もしなかった
私の前の席の女性の顔を覗き込んでいる
女性のバックをあさりだした
さすがに女性もバックを自分の方に引き寄せた
あぁバスか
おじさんはバスにいるこっが分かったのか席に戻る
5分もしないうちに騒ぎだす
うろうろして後ろの方に行った
しばらく帰って来なかった
車内の電気がついた
運転手さんが来た
おじさんをもう降ろして警察に渡すそうだ
一人でも迷惑だと感じたら降ろせるらしい
1時間30分バスは止まった
警察が来るのを待っていた
おじさんは車内で酒を飲んでいたらしくアルコールの缶と床に液体が飛び散っていた
靴も席にあった
やっとバスが走った
到着が遅れて８：３０に新宿に着いた