私は自己肯定感が低い。
物心ついた頃からずっと低かった。
自分は消えたいし、家族は消したい。
世の中も消えてほしい。
そんな自分が嫌いでループする。
「自己肯定感を高めるには」なんて本を何冊も読んだ、心理学の本も精神医学の本も、児童虐待の本も読んだ。
でも自己肯定感は低いまま。
ある日思った。
自己肯定感ってそもそも何?
自分を肯定するって字だから、自分を褒めれば良いって思っていたけど、意識して褒めなきゃいけない時点で普通じゃないよね。
私には素敵な従姉妹がいる。小さい頃から誰もが憧れるお嬢様な従姉妹。
そんな従姉妹に赤ちゃんが産まれた。
昔から何でも出来る彼女はきっと育児も家事も完璧なんだろうって思ってた。
家を訪ねると従姉妹は相変わらず素敵で、疲れた様子は微塵もなくて、やっぱりママになっても彼女は素敵なんだなと納得した。
この後、彼女が素敵な理由を知って、私の世界が変わった。
従姉妹は確かに幸せそうだったし、素敵だった。それは完璧だからじゃなかった。
赤ちゃんが泣けば料理の途中で止めてご飯は作れない、洗濯が干せないままの事もある。
赤ちゃんはご機嫌が良い時ばかりじゃない、理由もなくグズグズとなる時もある。
その全てを
仕方ないよね。
とニコニコと言い切る彼女。
これが自己肯定感が高いって事なんだと気付いた。
大変な事、嫌な事、思い通りにならない事に
「仕方ないね。」
と諦めて受け入れる事ができるかどうか。
目の前にある出来事を歪ませず、そのまま受け取る能力。
これが自己肯定感なんだ。
この日から私の世界が変わった。