愉快な噺家たち!
仕事を辞めて半ば自由人のような日々を送っておりますが、そんな日々にあって飽きないのが寄席通いですね。落語はいい。何がいいって、あのぼーっとした時間と空間が文句なしにいい。中でも生き生きしている噺家たち、とりわけ柳家喬太郎、林家彦いち、春風亭昇太、三遊亭白鳥がいい。看て、聴いて面白い。二つ目では三遊亭金兵衛、春風亭一之輔、古今亭彦六がいい。愉しいのがいい。理屈抜きに、ね。
Hibari7daysでの中村中の輝き!
2月20日の世田谷パブリックシアターでの中村中のエンターテイナーとしての素晴らしさには、見事に圧倒されてしまったね!美空ひばりをリアルタイムでは知らない、と謙遜してたけど、どうしてどうして、日和下駄や車屋さんなどの唄を、ひばり節とはひと味異なる見事な歌唱でわれらうるさ型の演歌・Jポップファンを唸らせたものね!それに加えて、中納良恵とマイア・バルーというシンガー達をゲストに招いたのも中村中らしい!この日、客席側にいたわれらにも川の流れを合唱させ、これまた見事にわれら客席側の魂をも揺さぶり、会場全体をあたるワールドに染め上げたものね。凄い、凄い!まことに幸せな2時間でありました!
10月16日の朝日名人会は三遊亭金兵衛の登場で圧巻!
久し振りに落語会で快感を得た!有楽町の朝日ホールでの恒例の名人会だ。
16日のこの日は、歌丸・小三治・馬生らの出演だったが、圧巻だったのは高座に定評のかれらベテランの噺ではなく、二つ目の三遊亭金兵衛の噺だった。マクラで歌舞伎好きの金兵衛らしく、歌舞伎座での歌舞伎鑑賞マナーのあれこれ?を面白おかしく批評してみせ、本題で「孝行糖」を見事に口演した。語りのまくし立てのノリが素晴らしく、孝行者の与太郎の一途な飴売りの口上を巧みな身振り手振りで表現してみせた。金兵衛の噺はまだこの二年間くらいしか聴いていないが、その高座の噺には裏切られたことがない、それどころか噺家としてのセンスの良さを見せ付けられるばかりだ。金兵衛の只者ではない可能性を毎回思い知らされるのだ。この日の名人会は金兵衛の高座のおかげでこの会全体の緊張感を高め、結果、その後の演者たちの噺のレベルも格段と高いものとなった。
