不妊治療中に出会ったゆっきさんのブログ。
出会ったことで治療中の私の気持ちや考え方がいい方向へ変わりました。
妊娠を引き寄せるパワーをいただきました。
そんなゆっきさんの記事の中で、今の私に対するメッセージじゃないかと思える一文に出会いました。
『うまれる』という映画についての内容の説明だったのですが、抜粋引用させていただきます。
印象に残っているのは…
出産予定日にお腹の中で亡くなってしまった
赤ちゃんとその夫婦の話。
そんな夫婦を救ったのは
「わたしがあなたを選びました」という本の著者である
産婦人科医、鮫島浩二との出会いでした。
自分たちを親として選んでくれたはずの子が、なぜ、うまれてくることができなかったのか?
その問に対して、こんなことが起こります。
ある日
鮫島医師から手紙が届きます。
その差出人は
『天国郵便局』となっていました。
手紙に内容は…
赤ちゃんへの問いかけでした。
お父さんとお母さんと一緒に居られる時間は
ほんの少ししかないよ?
それでもいいの?
それでもいい。
赤ちゃんは
そう許可してやってきた。
そんな(赤ちゃん視点)
の内容でした。
その、ご夫婦は
自分たちが精一杯生きること
そう言って
渦の中から抜けて前を向いていました。
たいせいも、私たちといられる時間がほんの少ししかないことを知ってて、それでもいいと許可してやってきてくれたのかなぁ。
たいせいは、あの10日間を幸せだと思ってくれていたの?
パパとママに会えて嬉しかった?
思わずゆっきさんにコメントを残させていただいたら、今度はゆっきさんや読者さまから私へのエールをいただきました。
たくさんの人の優しさ溢れる言葉が心を癒してくれます。
もちろん、たいせいが生まれてからずっと応援してくださっていた私のブロ友さん、読者さま、アメンバーみなさまの言葉もです。
いただいたメッセージは、スクショで取ってあります。メッセージは消えちゃうから。
ゆっきさんからも
辛い悲しい寂しい。
なんで私なの?
…いろいろな思いに蓋をせず、全部全部許可して出しきっていい。
悲しみの中に居ていいんです。
とお返事をいただきました。
私は長女気質で、人に弱い部分を見せることが苦手です。
今も早く立ち直らなくちゃ、前を向いて進まなくちゃ、周りに心配をかけないように、もう大丈夫、とつい言ってしまいます。
自分にも大丈夫だと言い聞かせようとしていたかもしれません。
でもまだやっぱり、辛くて、悲しくて、寂しい。
その気持ちのままでいいんだと教えてくださいました。
なので、ブログにもそんなネガティブでブラックな気持ちを吐き出すと思います…。
焦らず、流れに身を任せて、自然と気持ちが変化する時を待とうと思います。
子どもは親を選んで生まれてくる、といいます。
私たち夫婦は、今まで可もなく不可もなく笑、どちらかといえば欲もあまりなく、ささやかな幸せを願って生きてきました。
私も大概怒らないヒトだと思われていますが、オットはそれに輪をかけて優しくて人がよくて。
私が緊急入院した日、オットが小児科の前でDSを拾って受付に届け、あとからそれを探しているっぽい兄弟に声をかけて教えてあげたという話を後から聞きました。
『けっこういいことしてるんだけどなぁ。どうして神様はこんな仕打ちするのかな』
というオットの言葉が頭から離れません。
こんな私たちだから、たいせいはやってきたの?
私もこうなることを全て受け入れて生まれてきたのだろうか。
そう思おうとしても全てを受け入れることは、まだできません。
でも、たいせいがあの10日間で私たちに何を伝えたかったのか…私たちなりに考えてみました。
たいせいが私たちに教えてくれたことはたくさんあります。
でもね、そんな小さな体を張ってまで教えてくれなくてもよかったのにねって、思うのが今の本音。
やっぱり生きていてほしかったよ。
今はまだ受け入れられなくても、そのうちきっと納得して受け入れられる。
その時にたいせいが私たちを選んだことを、本当にありがとうね、と言えるのかなと思います。
鮫島先生の著書『わたしがあなたを選びました』は、妊娠中にブロ友さんのブログで知り、辛いと思った時に何度も読み返していました。
読むたびに涙が溢れ、お腹にいたたいせいへの愛情を確認できた、大好きな本です。
臨月に入ったら写経のようにこの本を丸ごと写して、子育てが辛いと思った時読み返そうと思っていたくらいです。
この本の存在を教えてくれたブロ友さんに感謝しています。
たくさんの方々の温かい言葉が、今の私の支えです。