オットが特別休暇で休める間に手続きを…と6/7に出生届を提出して来てもらいました。
優しくおおらかな人になりますように。
と願いを込めた名前。
『たいせい』と名付けました。
名前の通り、大きく育ってほしい…それだけが今母が願うことです。
出産後の話なので、今後はまめたろ改め『たいせー』『たいちゃん』で。
よろしくお願いします。
届出を急いだのは、息子の治療にあたり『子ども医療証』が必要なためです。
※以下、過去に遡っての記録になります。
病室に戻ってきた私に、オットからの連絡で駆けつけていた母が
『赤ちゃん、無事だったよ』
と教えてくれて
『よかった…』
と思った記憶はあります。
が、麻酔の影響で意識が朦朧としていて身体もものすごく重く、看護師さんの『痛くない?寒くない?』の質問に『痛い、寒くない』と単語で答えるので精一杯。
全身麻酔は、麻酔が切れ始める頃が本当にきつい。
このまま身体が動かないんじゃないかとか、意識が落ちて戻らないんじゃないかとか、怖かったです。
半日くらい目を覚ましたり、またうとうと眠りについたりを繰り返していました。
その間にオットがNICUへたいせーに初めて会いに行きました。
そこでたいせーの入院手続き、治療や手術に関する同意書の提出などをしてくれたみたい。
たいせーの様子は、
『想像してたよりも元気そうだった。もっといろいろ管に繋がれてるかと思ったけど、きれいだった。』
ちょっと安心。
でもオットは正直会うのが怖かったそうです。
写真も撮ったから見る?と言われたけど、直接会いたいから見ないでおきました。
その後、両親もたいせーに会いに。
ここのNICUは、パパとママは面会時間内であればいつでも会えるけど、じーじ&ばーばは月に1度しか会えません。それ以外の人は面会すらダメ。
私は、まだ会えない…早く会いたい。
とにかく、産まれてきてくれてよかった。
本当によかった。
1576g、32週6日で産まれてしまった、小さな命。
私の息子。
前日の緊急入院からわずか13時間。
あまりにも急過ぎて、
これは本当に自分に起こったことなのか?
と頭では理解していても感情がついていきませんでした。
午後からようやく意識がはっきりしてきたけど、まだ動けない。
麻酔が切れてきて傷がかなり痛むので、痛み止めの注射をしてもらいました。
それなのに、MFICUから一般病棟の個室へ移動することに。
MFICUは常に急患の出入りが激しく、出産後は早く出されるみたい。それでもオペ当日はまずないとか…
MFICU、NICUのある棟から別の棟へ。
部屋のグレートダウン感がすごいのと、NICUへ行くのにかなり距離があり、たいせーと少し離れてしまったのがさみしい。
移ったのは、全科病棟の特室(個室)。
産科の階じゃないのはよかったかもしれない。
子どもがNICUにいるママへの病院側の配慮なのかもしれません。
産科にはたぶん出産後の母子がたくさんいて、我が子と会えない私はいたたまれなかったと思うから。
その日はオットが付き添いで泊まってくれました。1人で寝るより心強い。