ここ数日、
頭から離れないでいたこと、
今朝の「サンデーモーニング」で、
取り上げられて、
びっくりした。


岩手では、
復興関連のニュースや、
震災時の体験談など、
震災に関する報道が無い日は無いってくらい、
連日、何らかの情報を耳にします。


でも・・・

これって、きっと、
被災3県だけであって、
全国的には、
もう、震災のことなんて、
忘れられてしまってるんじゃないか・・・


そう思ってたところに、
この番組・・・


やっぱ、みんな、
忘れつつあるんだなぁ・・・


別に、悪いことではないし、
どんなことでも、
当事者じゃなければ、
「そんなこともあったなぁ」程度の、
認識しかなくなるのかもしれない。


両親は、
あの日より前は、
「津波が堤防越えて、家まで来るわけがない」
「家まで津波が来たら、この街、終りだべ」
そう言って、
少々の地震では、
避難なんてしたことがなかった。

ところが、ほんとに
家まで波が来てしまった。


あれ以来、
常に持ち出し袋を準備して、
揺れたら、すぐ逃げるようになった。


妹は、
昔から地震に敏感な人だったけど、
ますます敏感になって、
寝てれば気付かないような、
「震度1」の揺れでも、
「昨夜、揺れたよねぇ」って、
言うようになった。

誰も気がつかないのに、
「地鳴りが怖い」と、
言ってたりする。


ともすけも、
大きめ地震が来ると、
「こわい!こわい!」と泣き叫んで、
手がつけられなくなる。


そのくせ、
おもちゃで遊んでいると、
突然、ぐちゃぐちゃにして、
「じしん~」って言って、
にこにこ遊んでいる。


一番びっくりしたのは、
青い色の毛布を持ち出して、
「つなみ~」て、
おもちゃの上に、
毛布をかぶせる遊びをした時。


ともすけに、
津波の映像を見せないようにしたのだけど、
今では、しょうがないと思っている。


子供から大人まで、
あの日を境に、
すっかり、意識が変わってしまった。

そして、
癒されることのない傷として、
一生、抱えていかなければならない。


被災地以外の人にとっては、
もう、過去のことなんだと思うけれど、
私達にとっては、
まだ、現在進行形なのです。


分かってほしいとは言わないけれど、
忘れないでほしいと思いました。