あの日のこと・・・

つい昨日のことのよう・・・





何度も言うけれど、
復興なんて、何一つ、進んじゃいない。


実家に帰る度、
見たくなくても、目に入ってしまう、
半分、川に落ちた鉄橋。

帰る度に無くなっていく家並み。

今までと違う、家の匂い。


ともすけの大好きだった電車は、
もう走らない。

水門も、いつ開くのか、閉まったまま。

今年は海水浴もできない。


いつも変わらないで、そこにあると思っていた
故郷の風景が、
大きく変わってしまった。


前に進まなければ、と思うけれど、
気持ちを切り替えるには、
まだまだ、時間がかかりそう。


それくらい、大きな災害だったのです・・・。


あっけらかんとしてる、うちの親だけど、
両親の生活も一変してしまった。


父は船を失ってしまい、母の仕事先の加工場も、
めいっぱい被災してしまった。


正直な話し、
家まで津波が来るなんて、あり得ないと思っていた。

防潮堤が守ってくれると信じていたから。

そのあり得ないことが、起きてしまったんだから・・・。


防波堤の再建計画は出ているみたいだけれど、
町に住む人達の家は、
いつになったら、建てることが出来るのかな。。。


今まで住んでたところに、
住めない、ていうのが、凄く辛い。


誰が首相でもいいから、
復興を早急に進めてほしい。。。