
外国人の友達に見せたい街といえば「台南市」です。
台南市は台湾における最古の街、長らく台湾の政治・経済・文化の中心地でした。
日本で言えば京都のような町です。
(京都に例えるのはちょっと大げさですが、台南は『台湾の京都』とも呼ばれている)
オランダ時代から清代中期にかけて、台南は台湾で最も栄えた貿易港だった。
それゆえに、由緒があるお寺や歴史的価値の高い建築物など数多く残ります。
国に指定された歴史文化財の数は台湾一です。
(↑赤崁楼:オランダ人が建築した小さなお城。鄭成功の時代に、台湾最高の行政機関となっていた。国家一級古蹟に指定されています)
そして、路地に入ると、すぐ昔をしのばせる古民家と出会えます。
足の赴くままに街を歩くだけで、昔懐かしい光景を堪能できます。
一方、台南といえば絶対欠かせないのは台南の「小吃」です。
(「小吃」は手軽で値段も安い庶民のスナック料理です)
台南は多くの台湾料理の発祥と言われていて、
古くから台湾独特の食文化が栄えています。
(北部の料理は中国料理の影響を受けているので、味付けは南部とちょっと違います。南部の料理はちょっと甘っぽい.....←あくまでも個人的な感覚)
軒を連ねる屋台、伝統の味を守り続ける老舗、台湾最大の露天夜市、
ここで本場台湾の味を楽しむことができます。
(↑台南小吃というと、必ず言及される「周氏蝦卷」。エビのすり身とネギなどを巻いて油で揚げたもの。毎日行列ができる名店です...これはネットからダウンロードした写真です )
(↑台南独特な食べ物「棺材板」。揚げた食パンをくりぬき、中にホワイトシチューみたいの物を入ります。正直に言えば、味は……。でも台南の名物だから、一応紹介します...これもネットからダウンロードした写真です)
かつて台湾随一の大都市であった台南は、
19世紀から土砂堆積により港の機能が徐々に衰退していって、
港町としての機能はだんだん薄れていった。
(これにひきかえ、港としての役割は台南の南に位置する高雄に移転した)
一方、樟脳とお茶などの北部を中心とした産業の発展につれて、
台湾の経済、政治の中心も次第に北部に移り、台南は台湾最大都市の座から転落した。
それにしても、今は台南は台北、高雄、台中に次ぐ、台湾第4の都市です。
古跡巡りはさることながら、グルメも、買い物も便利に遊べる街です。
オールマイティーな楽しみが揃っていますから、
私は外国人の友達に見せたい街は台南です。
あと書き
最近台南に行かないので、古い写真を間に合わせて、大ざっぱに紹介します。
こんど台南に行ったら、もっと詳細な記事を書きます…
(今度はいつだろう…)

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