N高等学校
以前にも紹介しましたが、「ホームスクーリングで輝く未来townプロジェクト」は 神奈川県藤沢市在住のお母さんである小沼さんが、藤沢市を 「ホームスクーリング(ホームエデュケーション)に理解のある街・しやすい街・ホームスクーリングしたかったら藤沢がいいよ~と言われる街」にしたいと 精力的に活動していらっしゃいます。その一環として N高等学校の副校長先生 上木原孝伸さんの講演会があり、行ってきました。うちの子どもが中高生でないため知らなかったのですが、N高等学校は 2016年に始まった、通信制高校の形をとった高校です。詳しいことは、N高校のホームページなどを見ていただければいいのですが、ネットを使った双方向の授業をするそうですが、その授業時間は一日に1時間程度に凝縮しているそうです。その他の時間は、自分の好きなことに取り組む時間です。印象に残ったのは、今後の進路として大学受験だけを見据えるのではなく就業など どのように社会に出て生きていくかを意識したプログラムを重要視しているところです。具体的には、職業体験としてマタギ、イカ釣り船など多方面の職業の方と連携しています。昼夜逆転の生徒がイカ釣り船体験をしたところ、自分の生活リズムと合致したといきいきと帰ってきたとか・・ITに詳しい子が酪農体験をして、農業とITを何か結び付けられないかと考えたり・・・また、起業部というのがあって、生徒が起業のアイディアをオープンにプレゼンをして、著名な企業家などに批評してもらう機会もあるそうです。うちの子どもたちを含む 学校外で育った若者たちは、就職など社会に出る局面で、一つまた壁を越えなければならないのですが、彼らが自分で道を作っていくことはもちろんですが、何かできることはないだろうかと常に思っています。これからの子どもたちのために そのような環境を整えるための一つの例として 示してもらえたと思います。