これは、視神経膠腫、毛様細胞性星細胞腫で闘病中の娘(1歳)の過去の振り返り記事です。

とても久しぶりの投稿となってしまいました。

近況はInstagramで投稿していますので、良かったらご覧ください。




  

娘の病気のこと
(視神経膠腫、毛様細胞性星細胞腫)

2023年2月
 生後3ヶ月の時に眼球突出と上斜視にて
 病院受診

2023年3月 
 MRIで眼窩内〜視交叉、その他数ヶ所に腫 瘍が見つかる
 画像診断で病名は視神経膠腫とその播種と 診断を受ける

2023年4月21日 
 生検の手術を受ける
 迅速組織診断で毛様細胞性星細胞腫

2023年5月1日 
 化学療法(カルボプラチン、オンコビン)
 開始

2023年5月2日
 術後硬膜下水腫発症

2023年5月3日
 硬膜下水腫の緊急手術

2023年5月中旬頃
 毛様細胞性星細胞腫の確定診断を受ける

2023年7月18日
 10週の寛解導入療法終了

2023年7月25日
 治療効果判定(MRI)①
   にて、縮小効果あり

2023年8月8日
 維持療法開始
 (カルボプラチン、オンコビン)


2023年8月8日

同じ抗がん剤を使った維持療法の1クール目が始まりました。


副作用は食欲低下以外は目立った副作用は出ていませんでした。


寛解導入療法を10週間しましたが、娘はこの抗がん剤の治療では脱毛はありませんでした。


骨髄抑制はジワジワとありますが、治療に影響があるほどではありませんでした。




食欲低下に対しては、化学療法当日は吐き気どめの注射をしていました。


翌日から翌々日の朝まで食欲が低下していたため、この日は飲み薬(カイトリル)が処方となりました。


これにより、食欲低下が抑えられ、この週はいつも通り食事を摂ることができました。





2023年8月15日

1クール目2週目、この日から地元の大学病院での治療が始まりました。


4月から、生検、そして硬膜下水腫発症からの3度の手術、寛解導入療法とお世話になった東京の病院の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。



近くに住んでいれば、ずっとお世話になりたいですが、上2人のきょうだいがいること、外来治療だとしても長距離通院の大変さを考慮して、地元での治療が良いと判断しました。



ですが、経験のある脳腫瘍専門の医師と脳外科の医師との関わりはこれからも持ち続けたいので、3ヶ月に1回、治療効果判定のMRIは東京の病院でお願いすることにしました。



地元の主治医の先生は、生検のため東京に行く時も快く送り出してくださり、こっちに戻ってくる時はいつでも大丈夫だからね、と嬉しいお言葉も頂いていて、とても感謝しています。



今後は、基本的な治療は地元の大学病院で、そして効果判定の時には東京を受診し、連携して治療をしていただきます。




大学病院での治療は、外来ではなく日帰り入院という形で病棟のベッドで治療を行います。


病院にいる時間は東京より長くなりますが、それでも長距離移動がないので、通院がとても楽になりました。



この日、1クール目の2週目で、採血結果でIgG(細菌やウイルスと結合して無毒化して体を守る働きがある)が低いということで、免疫グロブリンの点滴もすることになりました。

こちらは、治療すると徐々に値が下がっていくので、採血結果で低くなった時にその都度点滴するとのことです。


また、RSウイルスにかかったときに重症化を防ぐために、シナジスという注射も月一ですることになりました。


東京の病院と違うところは、抗がん剤投与前の前投薬があるところです。
カルボプラチン投与前に、アレルギー予防のためステロイドと抗ヒスタミン剤の注射をしました。


以前、カルボプラチンのアレルギー症状で重篤な呼吸器症状が出てしまった例があるため、それからはルーチンで予防のために注射することになったそうです。


カルボプラチンはアレルギーで使えなくなってしまう子も多いと聞いていたので、娘にとってせっかく効果ありの薬のため、どうかアレルギーが起こりませんように、と毎回願いながら治療を受けています。重篤な呼吸器症状なんて起こったら本当に、怖いので、前投薬でそれが防げるなら一安心です。



大学病院での初めての治療は、盛りだくさんの内容で、10時に病院に入り、18時に病院を出るという長丁場でしたが、家まではすぐ(30分程度)なので良かったです。




2023年8月22日
維持療法1クール目3週目の治療でした。

貧血は少しずつ進行していますが、好中球の値はまだ保たれていました。

今回も、アレルギーなど大きな副作用なく終了しました。

治療後は疲れが出るのか、家に帰ってからぐっすりでした。



2023年8月29日
1クール目4週目の治療でした。
4週目はオンコビンなしのカルボプラチンのみです。

この後、2週(3週間)の休薬期間に入ります。

この日は、またIgGが下がり気味とのことで、免疫グロブリンの点滴もしました。

無事1クール目を終えられて良かったです。



つづく