風がやんだら 沖まで船を出そう手紙を入れた ガラスびんを持って遠いところへ行った友達に潮騒の音がもう一度届くように今 海に流そう霧が晴れたら 小高い丘にたとう名もない島が 見えるかもしれない小さなこどもにたずねられたら海の碧さをもう一度伝えるために今 瞳を閉じて今 瞳を閉じて荒井由実