振り子 - 笑いの対極にあるもの

名古屋周辺で大活躍される
最高に素敵な笑いヨガご夫婦、

「ヒロさん」＆「にこりこちゃん」

が笑いヨガリーダー養成講座を
企画してくださり、
愛知県刈谷市に行って参りました。

1日のみ再受講の方も含めて
全17名の方と大笑いし、語り合い、
学び、ふざけ合い、美味しいご飯を食べ、
そして一緒に泣いた…
素晴らしい二日間でした。

リーダー養成講座では、
毎回私自身が新しいことを学んだり、
気づいたり、
新たな視点で物事を見る
きっかけをいただいたりします。

その中でも今回印象的だったものを
一つここでシェアしますね

「笑いヨガをすると楽しいし
大笑いできるけど、
怒りも、より感じるようになった。
振り子のように、振り幅が広くなると、
つまり笑いが増えると、怒りも増えるのでは？」

というご質問です。

以前にも同じようなコメントを
何度かいただいたことがあります。

これに対して、私が思うことは…、
※ 自分自身の体験や、ヨガ・東洋思想の教えに基づく、
個人的見解です。
科学的根拠等、ありませんので、
ご了承くださいね。

「感情」は様々なものがあって当然なので、
喜怒哀楽全て同様に大切。

感情表現が苦手だったり、
これまで押し殺してきた経験が多かったりする方は、
一度笑い出すと、
その他の感情も爆発的に
外へ出やすくなります。

しかし、怒りは笑いの対極に
あるものではないと思います。
実は振り子の同じ方向にあるもの。

では、反対側にあるものは…、

内面への「意識」

物事（エネルギー）には全てバランスがあり、

陽と陰
昼と夜
男性（的エネルギー）と女性（的エネルギー）
動と静
プラスとマイナス
緊張と弛緩
更には
交感神経と副交感神経

等々、限りない例がありますが、

笑いや怒り等、感情の表現は
上記の全て左側の範囲。

ではその左への振り幅が大きくなった際に、
右側へのバランスと取ってくれるのは、

リラグゼーション
ヨガニドラ
内観
瞑想
深呼吸

等々だと思います。

笑うことによってリラックスできる

とよく言われますが、

笑うこと自体は有酸素運動で、
筋肉は収縮し、
心拍数や血圧は上昇します。

その後もちろん
リラックス効果は生まれるのですが、
笑いヨガのように、
体操として、しっかり笑った後には、
やはり、意識的に、自発的に、
振り子を右に振って
バランスを取ること、
つまりリラックスの時間を取ることが大切です。

なぜなら激しく左に振れたままだと、
バランスが崩れ、
情緒不安定になりやすいからです。

笑いヨガ

と聞くと、ご存知の方は
「ホホハハハ」と声を発し、
遊び心を使って大笑いする体操…

と思いがちですが、

本来、リラックスまで含めたものが、
笑いヨガ。

このことは、リーダー養成用の
マニュアルにもちゃんと書いてあるんですが、
忘れられがちです。

通常のヨガをされる方は
ご存知ですよね？

最後のリラックス＝亡骸のポーズが
最も大切なポーズだということを。

笑いヨガの世界でも、
そのくらいこのリラックスの重要性を
徹底して浸透させる時が来ているのでは…
と思います。

私自身もこのことを
ちゃんと受講生の方にお伝えしよう…
と思って講座をしていましたが、
今回のご質問やフィードバックで、
まだまだ伝え方が足りなかったなと
実感しました。

笑いヨガをやっているのに、
激しくイライラする
感情が不安定だ
等々感じていらっしゃる方、
瞑想、ヨガニドラ等を使って、
振り子のバランスを
自分で取る工夫をしてくださいね。

笑いヨガ創始者Dr. カタリアも
ただ笑うだけではなく、
毎朝最低30分瞑想をし、
そしてできる時は日中に20分くらい
ヨガニドラをしていますよ。

週末の新たな出会いに、
心からの感謝を込めて。

笑いヨガを通して出会う皆さま、
本当にいつもこう感じています。

あなたがあっての私です。
いつもありがとうございます