生命の翳(かげ)〜立春の日に想う* | 《由楽*Art Factory》

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☆2017.3.4 立春の日に想う。

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存在すべてが

何かに映し出されている

何かに写り込んでいる



どこかで

…かなり離れていても

どこかが

…ほんの一部にすぎなくても

翳を 記している



生きている ということは

ここに在る という証明は

何をしたのか よりも

何になったのか よりも

翳を見つけることで

確かめ続けているのかも知れない



閉め切った窓の外を飛び去る

一羽の鳥の翳が

窓硝子を透り抜け

食器棚の扉に跳ね返り

眼鏡のレンズの端に一瞬咲いて

その存在を知らせてゆく



窓の外を見たときには

もうその鳥は

どこにも見つけられなくても



確かにいた

確かに在った

その羽ばたきこそ

生命(いのち)なのだと



一段と暖かさをます陽射しに

目を細め頷く



本日、平成29年 立春。





*with らぶ♡ 小原ミチル 

  (C)Michilu Kohara.2017