~善玉菌を増やすことが美肌への近道~
皮膚常在菌は、皮膚の最も外側の約 0.1 mmぐらいの厚さに棲んで活動しています。
善玉菌である表皮ブドウ球菌は、ブドウの房状に集まる球状の菌で、
皮脂をグリセリン と脂肪酸に分解します。
少量の脂肪酸は 肌を弱酸性にして、悪玉菌が棲みにくい環境を作り、グリセリンで肌を保護し ています。
《 美肌菌の 5つの働き 》
①保湿成分をつくり、皮膚のうるおいを保つ
皮脂をエサに作るグリセリンが肌の水分量を保持します
②皮膚を弱酸性にして抵抗力を維持する
皮脂や汗、角質をエサにして有機酸が弱酸性の肌を作ります
③悪玉菌による炎症を防ぐ
産生した抗菌ペプチドにより悪玉菌の増殖を抑えます
④ターンオーバーのリズムを整える
保湿力を高めて角層を保持することで肌荒れを防ぎます
⑤紫外線を吸収して肌の老化を防止する
バリア機能の強化により紫外線による活性酸素の発生量を抑えます
「美肌菌きれい研究ブック」
P14.15より抜粋