~美肌菌が元気なら乾燥肌にならない~
美肌菌は角層の表面と角質細胞のすきまに、1cm² あたり何千何万といて
皮脂や汗を食べて分解し、 グリセリンや脂肪酸などの保湿成分を分泌して います。
美肌菌が元気なら、本来、肌は乾かずにしっとりとうるおいを保つはずなのです。
ところが、 肌を乾燥から守るために
化粧水をつけ過ぎたり、乳液や美容液などを塗り過ぎることで、
美肌菌の働きを弱めたり数を減らしてしまうことがわかってきました。
洗顔をすると肌表面にある皮脂が洗い流されるため、
肌が突っ張ったり 乾燥していると感じます。
そこに化粧水をつけるとうるおったような気になりますが、
本来、皮膚のバリア機能が働いていれば、
化粧水は角層の中には 入っていきません。
うるおったように感じるのは、化粧水の成分にバリア機能を壊すアルコールなどの成分が入っているからです。
バリア機能が 壊れてしまうと水分の蒸発を抑えることができず、
乳液やクリームで肌の表面に被膜を作らなければ、乾燥を抑えることができなくなります。
また、化粧水に入っている防腐剤や抗菌剤によっても、美肌菌がダメージを受けてしまい、
自然な保湿成分を作ることができなくなります。
美肌菌は数が 多いほどキメが整い、美しい肌へと導いてくれます。
自らの美肌菌を育てることが、美肌への第一歩となるのです。
「美肌菌 きれい研究ブック」
P18より抜粋