昨日はお腹の赤ちゃんの健診だった。

12時に予約しておいたのに2時間も待たされるという災難にあった。。。

 

私の番号は252だったのだが最初に病院に着いたとき

待ち番号が表示される電子パネルの番号は247番だった。

4人待ちならそんなに時間はかからないだろうと軽視していたのも問題だった。

247番の次に表示された番号は249番。

おおお??

一人飛ばされた。

あと2人待てば私の番だ!

と楽観視していたのも大きな間違えだった。

249番の次にパネルに表示されたのは240番。。。

 

えええええーーーーー

これ、どういう仕組み?!

その後も番号は”一つ進めばまたかなり戻る”を繰り返し

結局私は予約時間よりも2時間も待つ羽目に・・・

しかし誰もこれについて文句を言わないからさすがイタリア人である。

 

こんなに待たせるならなんで”予約時間”というものが存在するのか、それ自体がもうよく分からないのである。

 

 

最初イタリアに来た時に日本人の知人から、

予約をしておいても(これは妊婦検診に限らずその他もろもろの手続きにも言えること)

その日に全てが終わると期待して行かない方が良い。

むしろ、その日のうちに全てが終わったらラッキーと思うくらいが良い。

という格言をいただいたことがある。

そう考えれば2時間待ちくらいはいいほうなのだが、

14か月の次女を連れての健診だったのでこれが結構骨が折れた・・・。


 

予約時間がちょうどお昼の時間帯だったということもあり

待ち時間の間に夫と2杯のココアとサンドイッチをつまんで何とか空腹をしのいだ。

(娘は念のため食べるものを家から持って来ていた)

 

そしていざ自分の番に来た。

まずは体重検査から。

今妊娠16週目であるが、健診で初めて体重を計った。

妊娠してからの体重増加が気になる私は出来るだけ身軽にした状態で体重計に乗りたかったのがだ、

研修医のような先生が(なんと部屋には3人の医者がいた)

「靴は履いたまんまで体重計に乗れ」

というではないか。

いやいや。

それはあかんやろ。

いくら土足文化でも体重を計る時は脱がなあかんやろ。

しかも今日私が履いている靴、重いねん。

しかも私体重計る時、毎回全裸で体重測ってるねん。

 

案の定、予想体重よりも1キロ以上思い体重が表示された。

ちーん。

 

健診は内診とエコーが行われたのだが日本のように全てが整っているわけがない。

内診を行う際は脱衣所もないのでみんながいるところでズボンを脱ぎ、ベッドまで上がらないといけない。

これが結構な辱しめなのだ。

 

結果、お腹の赤ちゃんは順調に育っているということだったし、

その日のうちに全てが終わったので友人の格言によると私はラッキーだったわけである。

 

ちなみにイタリアの妊婦健診は全ての検査が一つの産院で行われる日本と違って、

血液検査や尿検査、その他いくつかの検査は違った場所でしなければならなく、

その都度その検査結果をこの妊婦健診のときに持って行かなければならないという

なんとも不便なシステムなのである。

 

健診が終わって自宅に帰る前に病院のトイレに行った。

イタリアは今だに用を足した後に手で水を流すのではなく手で水のたまったタンクの紐を引くところもある。

私の入ったトイレでもなかなか水を流すボタンが見つけられなかったので周りをキョロキョロ見てみると

天井から垂れ下がっている紐があったので、ここもタンクの紐を引くタイプなんやなと思い紐を引っ張ってみた。

そしたらなんとその紐、非常用の紐で大きな音が鳴った。

引っ張ってみて気づいたのだがその紐はトイレで何かあったときに(気持ちが悪くなったりetc)人を呼ぶための紐だったのである・・・。

音もかなり大きくそして鳴っている時間も長かったので私、とても焦る。

しかし驚いたことに、その呼び出し音が鳴っているのにも関わらず誰一人としてトイレに様子を見に来なかったのである。

 

私の手違いでなった呼び出し音だったので、

私的には誰にも迷惑をかけずに謝らずに済んで良かったのだが、

トイレの中で本当に体調が悪くなったり何かあったりして呼び出しの紐を引いた人はどうなるのだろうかと

ゾッとした瞬間でもあった。

 

色んな意味で昨日は再度

この国大丈夫か。

と思った日であった。

 

そして今日は昨日とは違う場所に朝から血液検査に行ってきた。

今日は次女と二人で雨の中行ってきた。

最近イタリアにも、妊婦さんは待たずに血液検査を受けることのできるシステムが出来たので

昨日みたいな待ち時間はあんく血液検査は受けることができた。

ただ血液検査をしただけだが昨日の出来事を思い出すと今日はすごい達成感でその後何もする気が起こらない私なのである。

 

 

気付けば海外生活9年目がもうそろそろ終わろうとしている。

出産は日本で行うため来年の2月には日本に帰国する予定だが残りの2か月弱の間にもきっとイタリアは私を色んな場面で驚かせてくれること間違えないだろう。

 

ちゃお