こちらの記事は長文です。
理解に窮する表現もあるかと思われます。
わたしはわたしのこころを水道の蛇口から流れ出すように語っておりますので、サラサラ流すようにしてお楽しみ頂ければ、と存じます。
ぜひ、お時間が許すときにでも、一息ついてお読みくださいね。
温かい飲みものとクッキーをお供になんかして
昨夜、我が家に大事件が起こりました。
一難去ってまた一難(まだ一難も去ってはいないのですが)なので、一難に加えてまた一難、と言ったかんじでしょうか。
神様はわたしのライフをエキサイティングにすることがお好きなようですね。
御手柔らかにお願い致します(ぺこり)
まずはワタクシゴトになってしまい、恐縮なのですが、8月2日未明(夕方から夜1030に掛けて)我が家のボストン・テリア、長女のBeanzが行方不明になりました。
初めてのことです。
彼女は犬の訓練校を卒業しており、考えることが出来る犬なので、わたしは心配ないと思っていたのですが……。
(昨今、仲良くさせて頂いているブロガーさんの、お友達のわんちゃんが行方不明になったと聞き、わたしも微力ながら早く見つかりますように、とお祈りを捧げておりました時分です。
そして先日、見つかったよ、との報告を受けて、わたしも胸をなでおろしました)
そんな矢先のこと!
まさか、Beanzが行方不明になるとは……!
昨夜、わたしはファミリーフレンドのおうちへ、ディナーのお誘いを受けて行ってまいりました。
お夕飯を頂き、それはそれは有難いお話を伺えたので、わたしは、この『頂きもの』、を今日にでもみなさまの元へお届けしたいな、と考えておりました。
我々が帰宅したのはpm. 1030。
娘は帰りの車内でスヤスヤでしたので、優しくベッドに移しました。
完璧な素晴らしい1日を過ごさせて頂き、家族一同、非常に満足していた夜。みんな、贅沢な気持ちで眠りにつけるだろう、と信じていた夜でした。
異変に気づいたのはそのすぐあと。
わたし『あれ、ライス君は居るけどBeanzは?』
彼 『本当だ。Beanzが居ない!』
帰宅すると一目散に、『お帰り!』、をするBeanzが見当たらない。我々は家中を探しました。Beanzの名前を呼び、庭に出向き、辺りの車道を確認しました。
彼が彼のオフィスの外に通じるドアが開いているのを見つけました。普段ならロックをしているはずの裏庭のドアも開いていました。
起きてしまった事は仕方がないので、わたしたちは原因を責めずに解決を求める事にしました。
わたしたち夫婦は二手に別れ、夜の近隣を歩き回りました。
Beanz は見つかりませんでした。
1時間ほどして、我々は『明日に持ち越そう』と決断しました。彼とわたしは寝室に向かいました。
しかし、わたしは寝付けなかった。
わたしは考えごとがあると睡眠を疎かにしてしまう傾向があります。
身体とこころ、に大変、負荷がかかる行為なので治したいところです。(ヨガを初めてからわたしの睡眠障害はすこし、改善致しましたが)
一睡もできずにベッドをあとにしました。想いが湧き上がってきて、居ても立ってもいられない気分でした。
わたしがいかに彼女を愛していて大切に思っていたかを身につまされる夜でした。
たくさん、泣いてしまった。
そして、わたしは、わたしの、いま、出来ることを精一杯しようと思いました。
わたしは家族が寝静まってから、動き出しました。3時過ぎでした。近隣や歩道、いつもの散歩コ―ス。
ポンプを付けていたことを忘れるくらい、歩き回りました。
わたしはBeanzを求めました。途中、何度も泣きそうになりました。
いろいろな想いが巡り、嗚咽してしまいました。
泣きながら歩きました。
歩きながら泣きました。
彼女の名前を呼びました。
3時過ぎですが、カリフォルニアンの朝は早いです。
引っ越してきたばかりのご近所さんにお会いしました。
真っ暗闇に泣きながら歩く東洋人、黒髪。
怖かったでしょうね。引っ越してきたばかりだというのに。
わたしは、あたい、幽霊(リング)やない、という想いを込めて彼に話かけました。
わたし『ハロー。あの、驚かせちゃいましたね。すみません。わたし、あの丘のうえの、ミミです。初めまして』
自己紹介すると、彼はホッとした顔でわたしの元に来てくれました。
わたし『散歩してたんです。と、言うか本当は犬を探しているんです……』わたしは泣きそうでした。
いや、泣いていたかもしれません。
わたしは、彼にBeanzの見た目や特徴を伝えました。
彼は、ウンウンと頷き、よく聞いてくださいました。
彼は情報や目撃するようなことがあったら直ぐに我が家に伝えに行くから、と仰ってくださいました。
それから、わたしは彼が仕事着を召されていることに気づきました。わたしは慌てて『ごめんなさい、お仕事に行く前に足止めしてしまって。良い1日を!』と、一礼をして自宅に戻りました。
彼も『Have a nice day! hope you will find her!! 』と、返してくれました。
一回りして自宅に辿り着きました。
手掛かりは0、でした。
車道に血痕や動物らしき影はありませんでした。手掛かりはないけど、これはいいnewsでもあるんだ、と自分を鼓舞しました。
アニマル・シェルター(保健所)は朝の10時からopenします。こころ優しいどなたかがBeanzを見つけ、アニマルシェルターに連絡を入れてくださっていれば、Beanzはそちらで保護されているはずです。
わたしは静かに帰宅しました。
自宅に入る前に空を見上げました。わたしの表玄関はちょうど丸型の車道(cul-de-sakと呼びます)になっており、わたしたちのプライベートな敷地です。
わたしは空を仰いで祈りを捧げました。
世の中には己がコントロール出来ることと、出来ないことがあります。
できること……食生活、運動、勉学の向上などは個々人の責任。
できないこと……事件に巻き込まれる。病気。事故。災害。これはあなたがいくらコントロールしようと思ってもコントロールできません。いきなり、突然、降ってきます。説明不可能。理解不能。人畜無害と取るかはあなたの反応次第。ちから次第でございます。
It happened! ……起きてしまった!、なのです。
何故、Aさんは病気にならずにBさんが。何故、Cさんのおうちは被害にあったのにDさんのおうちには被害がなかったのか。考えたらキリがありませんね。
何故ならAさん、Bさん、Cさん、Dさん、それぞれの人生のシナリオはまったく違うのですから。
そして、そのシナリオ、というものはあなたが成長できる為に用意されている『宿命』だということ。
そして、その『宿命』を受け入れ、『運命』を生きるということ。
わたしは毎日の中で、祈りを捧げるという習慣を会得しています。
祈りはこころを落ち着かせます。
己と向き合い、わからないものをわからないと言い、己の欲しいものを明確にできます。わたしを開き、わたしを理解し、わたしを受け入れる。あなたは、こういった一連の精神的・デトックスを習慣的になさいますか?
地球の成り立ちや人類をかんがえみれば、この世はまだまだ解明出来ない事ばかり。
わたしたちの人生はわからないことばかりですね。
己の力を過信し、己が得た経験だけで物事を判断しようとすると、か、な、ら、ず、間違いが起きます。
何故ならわたしがそうでしたから。
何故ならわたしの彼も、そうでしたから。
何故ならわたしたちの周りの超・成功者と呼ばれるビリオネアズが、そうでしたから。
何故なら、わたしたちは未完成の人間なのですから。
確かな道しるべ、が必要である。誰を信じるかはあなた次第。しかし、本物を見極めねばならない。本当、の本物を、だ。
祈りについて。
早朝、4時。時に3時からサンライズまで。
己のこころに平安を持つ。平静を呼び寄せる。
わたしは38歳になって、ようやく自分を『無』にすることを学びました。
わたしの精神を空に投げうち、こころをフラットにするのです。
目を閉じ、風を感じ、雲が過ぎるのを待つ。
大気の流れに身を任せ、太陽を待つ。
手のひらを空に開く。わたしのこころを完全にうち明かしたとき、わたしは、自然と手の、ひらが、開きます。
わたしは、求め、受け取ります。
わたしは、祈り、受け取ります。
I pray...... and I received.
It is very simple. Never fails.
わたしは、
わからないものを、わからない、と言って答えをください。意味を教えてください。と、神様に尋ねます。
『神様、わたしたちの大切な大切なBeanzを探してください。彼女の存在はわたしたち家族にとって、とてもとても大きなものです。車が行き交う車道にBeanzが、近寄らないように。彼女が無事でありますように。
わたしはわかりません。今は何故なんだと後悔の念があるばかりです。わたしに答えをください。Beanzが居なくなった理由を教えてください。わたしたち家族にはBeanzが必要です。お願い致します、Beanzが見つかりますように』。
わたしはリビングルームに戻り、コンピュータを広げました。
Beanzの情報がどこかに無いか、地域、犬種、行方不明、検索エンジンを駆使しました。それをやるべきだと、感じた、から、です。
朝5時。
パ―トナ―が起床しました。
彼はわたしが眠れずに居たことを大変、心配してくれました。
わたしは彼に伝えました。
Beanzがこんなにも、わたしにとって掛け替えの無い存在であったなんて。
Beanzはわたしの家族の一員であり、今もまだわたしたちの長女であるということ。
わたしたちの初めて共同で面倒を見た『愛』だったということ。
彼女と過ごしてきた年月は本当に楽しくて嬉しくて幸せだったこと。
彼は同意してくれました。
そして、わたしたちはBeanzがわたしたちの家にやって来た時のことから、ゆっくりと語り始めました。
わたしと彼が同棲をし始めたばかりの頃。
わたしたちはいつでも動物が大好きでした。
わたしも彼も幼いときから、動物に囲まれて育ちました。
Beanzと毎週末のようにbeachに行きました。Beanzとハイキング。Beanzと旅行。Beanzとスイミング。Beanzとドライブ。Beanzとハロウィン。Beanzとクリスマス。
Beanzはいつも我々の側にいました。
文句を言うわけでもない、ただ、彼女然り、としてわたしたちの周りに存在し、わたしたちの家族で居てくれました。
彼女を想い、彼女とわたしたちの関係を振り返ってみて、とても懐かしく、温かい気持ちになりました。
わたしは娘が生まれてから、わたしたち夫婦のBeanzに対する態度が変わってしまったんだと気づきました。
いつも一番だった彼女が突然、家族のイベントから外れるようになってしまいました。
わたしが病気になってからは尚更のこと。
わたしの一番は家族。わたしは常にそう思っていました。ですが、それは十分ではなかったのじゃないかな、と気づきました。
以前は1日に2回、散歩に行き、走り回ったり、旅行にも、外食にも連れて行きました。
わたしたち夫婦はBeanzとRiceを我が子同然として育ててきました。
彼とわたしは、お互いに同意しました。
『わたしたち、1日に、30分でも15分でも、Beanzに時間を作ってあげているのかしら。彼女と本気で遊ぶひとときを作る努力を怠っているのじゃないかしら』。
『じつは僕も、それを感じてたんだ』。
犬には感情があります。彼等にはHeartがあります。
彼等には感じる受け皿があります。
彼とわたしは意味を見つけた気持ちになりました。答えを見つけた気持ちになりました。
『希望を捨てることはない。出来ることを精一杯やろう。こころ優しい方がBeanzをきっと、きっと見つけてくれる。こころ優しい方がBeanzに水をあげているよ。彼女には今夜、布団があったんだ、とふたりで強く願おう!大丈夫だよ、Boo chan』
わたしと彼は朝陽と共に祈りを捧げました。
アニマルシェルターがopenするのは10時。それまでにインターネットで検索をかけ、朝食後は近辺を歩き回ろうと決めました。
祈りを終え、わたしはcoffeeを入れようとマグを用意しておりました。
『Boo chan!』
彼が叫びました。
『Hey, come here! Look it!』
わたしは彼のオフィスへと走りました。
うふ、ポンプつけてたんだっケ。
信じられない
Beanzはいました!
彼女は生きていました!
彼女は我が家から三キロほど離れたおばあさんのおうちに保護されていました。
思ってもみない環境です。
あなたには正直にお話致します。
(アニマルシェルターを悪く言いたくはないのですが、わたしの偏見では、あまり、健康的な施設には見えないかったのです)。
I pray...... I received.
わたしはBeanzを無くした理由と意味をいただき、ました。
そして、本日、午後、8月3日、わたしたちの元にBeanzが戻ってきます。
わたしたち家族は1晩とちょっと、Beanzを無くしたわけなのだけれども、わたしたちはこの経験から、とてもリッチなファビュラス体験を会得いたしました。(え。どっかで、聞いたことがある、表現だって?気にしない気にしない)
無くしてみて初めてわかった、あなたの大切さ。
しかも、今回は見つかってくれた、という有難いありがたいオマケつき。
この経験を無駄にはしない。
わたしは這ってでも、立ち上がるおんな。だってキャンサ―だってBeating up してんだから。