最初の結婚は……親元を離れ工場勤務(住み込み)

今で言えば……野麦峠って映画と同じ

口減らしの為田舎の娘っ子がほとんどだね。

繭の糸取り

朝4時半起き5時から〜午後1時半

遅番午後1時半〜夜10時まで

2交代勤務

仕事は……キツかったが親に殴られることも無く仕送りしとけば文句言われないので、精神的に良かったです。

7万の給料


内訳

2万積立(会社)

3万仕送り

1万寮費食費

1万小遣い


こんな感じだからお洒落とか出来なかったなぁ。

そんな時近くのゲームセンターでたむろしてたら、

同世代の女の子と(今で言う不良グループ)

仲良くなり仕事の休みは、ほとんどゲームセンターにいて店長とも仲良くできてたので、アイスとかタダで貰ってたなぁ。

そんな時友達のユカと美奈子がゲームセンターに来る大人の人を紹介してくれた。

その人は当時27歳

ゲームが好きで仕事が終わって良く来てて

50円で何時間も遊んでられる人で、ウチらのグループに食事やケーキとか奢ってくれる人で、

食事の帰りに(何度目かの)交際申し込まれた。


本当はユカが好きだったみたいやけど、振られたみたい。


私はフリーだったし、OK

私16歳

彼27歳


泊まりの朝寮に戻った時

親父が面会に来てて

無断で泊まったのがバレてしまった。


私が未成年であることを彼に言って

交際は認めるが泊まりはダメだと。


素直な彼は……何故か兄弟や親に、気にいられて

休みの度に実家へ行ってた気がする。

3年付き合って19歳の時同棲を始めた頃


彼の親が(四国)からやってきた。

東京のお姉さんには、挨拶終わってたんだけど

お義母さんは……私を気に入らず(不良と思ってたからね)

なんと……彼のお見合いを決めて来たのだ。


私が仕事から帰ると私の荷物全てが外に投げ出されてた。


彼の仕事は墓石の施行や文字を掘る職人さん。

中学3年の時に親方の所に住み込みで働いてた、

彼の実家も貧乏で、親父さんが酒乱で大変だとは聞いてたが。


この頃の私と彼 

お見合い話について話し合い

結局

2人で説得したんやけど

無理で親方を巻き込んで納得してもらった。


その後妊娠

20歳の誕生日の3日前に長女が生まれた。

その後入籍


結婚資金のために貯金してたお金を返してもらうため、親元へ帰り(わたしのね)

なんと……庭に高級車が止まっていたので

誰かお客様がいらしたのかと思い、家の中へ


あの車のことを妹に聞いたら

親父のだと、嫌な予感がした。



親父に貯めてた結婚資金を返してくれと言ったら


ない。


えっ!聞き直した。


ない。車の頭金に使ったと。

当時本人じゃなくてもお金を出すことは今と違って

出来てたから。


膝から崩れ落ちたとはこのことかと、今思うとね


歯を食いしばって貯めたお金を、自分の見栄のために購入したと?


もうね。

呆れてものも言えない。


後に結婚祝いとして持ってきたのか

1万の整理タンス1つ





私は何のために働いてたのか

会社の積み立ても、。


会社を辞める時

親に預かると言われ


結局

私の手元に残らず


20歳になった私は……


水商売の道へ


そのお話は〜続く