こんにちは、Michikoです。

 

《読書の秋🍁現代文の思い出📖》-「感銘を受けた作品・夏目漱石『こころ』」

 

中学の頃辺りまでは好きだった国語の授業。

特に勉強をしなくても、ある程度取れる教科だったはずが・・・。

 

高校に入って急に難しくなり、模試でさっぱり取れなくなった現代文📚

 

古文は古文でよく分からないし、こんなストーリーかなと思って問題を解いて解説を読むと、全然違う話だった・・・!勝手に話を作っていた・・・なんて事はしょっちゅうでした(笑)

 

何だかついていけないし、午後の授業はよく寝ていた高校時代。

 

ある日、先生に四択問題について質問。

 

私「何故この答えが正しいのですか?普通に考えて、こちらの方が合っていると思うのですが?」

 

先生「普通はそうかもしれないけど、出題者の意図を考えて読むといいですよ」

 

ん?と思いながらも、出題者の気持ちにはなれなくて、模試で標準の人並みよりちょっと上といった感じでした。

結局センター試験も標準くらいしか取れなく(悲)

 

日本人なのに国語が難しい、満足に取れない・・・苦笑いでした(笑)

 

===

 

少しでも現代文の文章に慣れようと、近現代の小説を好んで読む事に。

 

高校時代に読んで、特に感銘を受けた作品の一つは夏目漱石の「こころ」。

 

人間のダークな部分を含めた心情が上手に描写されていて、15歳の私にとって衝撃的で印象的な作品でした。

嫉妬心、ライバル意識、エゴ、罪悪感、葛藤・・・。

 

この物語の主人公でもある「先生」と、親友とも呼べるほどの友人Kとの関係性、その友人が心を寄せていた女性を出し抜いて結婚。友人の好きな人を奪ってしまった罪悪感。

 

その友人Kは裏切られた辛さから自殺をしてしまい、そして自らも何年も経って命を絶ってしまう。

 

悲劇的な結末。

 

それぞれの登場人物の心情が上手に描かれていて、引き込まれました✨

 

人の解釈は様々ですが、

 

主人公の「先生」もその女性の事が好きで、友人Kから奪ってしまったのか、それともその女性の事はそこまで好きではなかったが、友人の好きな人だから気になって奪ってしまったのか・・・その辺りは人の感情の複雑な部分だなと思って、何度も繰り返し読んだ作品でした。

 

人間の「表」と「裏」を感じて、高校時代の私には衝撃的で感銘を受けました。

 

同じ経験はないですが、学生時代に

 

私「Tさんの事がちょっといいなぁって思ってて・・・」

 

友人「応援するね!」

 

と言われた事があって、私は勇気もなくて告白する事もなく、気になる人と電話をしたり複数で遊びに行った時に話しかけたりが精一杯でした。

 

ある日、

 

友人「みっちゃん、ごめんね。私、Tさんと付き合う事になってん。みっちゃんとTさんが仲が良いのが羨ましかった」

 

と衝撃の告白。

 

私「・・・」

 

応援してくれてるのかなと思っていたら、違ってたんだ・・・。

友達って何だろう・・・?

羨ましかったって何・・・?

 

それ以来、好きな人ができても人に話すのはやめよう・・・と思うようになりました(苦笑)

そんな学生時代の苦い思い出。

 

でも、年を重ねて、学生時代の事を思い出すと、そういう嫉妬心やライバル心みたいなものは、程度は違えど誰しも幾らかはあるかもしれないなぁ・・・なんて思ったりします。

 

誰かが「〇〇さんっていいよね」と言うと、それまで好きでも何でもなかったのに、急に価値が出てくるというか・・・(笑)

 

久しぶりに学生時代に愛読していた夏目漱石の「こころ」を読んでみたくなりました。

人間のエゴな部分の心情も見事に描写された奥深い作品だなと思います。

 

学生時代は理解できなかったそれぞれの登場人物の「心」も、大人になった今読み返してみると、また違ったように感じられるのかもしれない・・・📕

 

===

 

高校生の頃、現代文の勉強のために読んでいた近現代の作品の数々。

小説を読むのは好きでしたが、結局現代文の成績は最後まで横ばいだったという・・・(苦笑)

 

高校時代、近現代の小説を読むのが好きでした📚

 

近現代の作品の中で一番好きだったのは『こころ』。
何度も読み返しました📕