こんにちは。
ささぼんです
ナオキャン(母)と父のお墓参りに行ってきました
父が亡くなった年齢まで私もあと７年。
今を存分に味わいながら生きていきたいという思いが年々強くなっていきますね
父はクリスチャンだったので、年に１回合同墓前礼拝のご案内が届きます。
個人でお墓参りをするのと違って、この日はお墓のドアが開けられ、納められている骨壺と対面することができます
毎年、父の骨壺をナデナデしながら
｢お父さん、今年も会いに来たよー！｣と会話する瞬間が楽しみ
そんな時、父の少し照れながらも嬉しそうに微笑む あの上品で優しさ溢れる大好きな笑顔がポワーンと浮かんでくるのです
礼拝を終え父の元へ
ところが、いつもの場所に父がいないーーー
父が亡くなり約30年。
このたび地下にお引っ越しをしたことが判明。
地下には入れない。
でも声掛けはしたい
諦める選択は私にはない
ならばやることは1つ………
｢おとーさーん！｣おお、我ながらなかなかいい発声だ
聞こえたかな
も一回！
｢おとぉぉーーーさぁぁぁぁーーーん！！｣ささぼん 墓の中で父を呼ぶ
と、その時、誰かお墓の中で叫んでいるぞ！何事だ！？と驚いた関係者が駆け寄ってくるハプニングが
｢どうされましたか！？｣
｢え！？あ…いや…｣予期せぬ事態にささぼん動揺。
全身の毛穴から一斉に汗が吹き出す気まずさよ
普段、ハキハキ喋りましょうねと教えている立場ながら究極のモゴモゴっぷりで、
｢毎年父に声掛けしているんですが…地下にお引っ越しをしたらしくて…聞こえるように大きな声で話しかけていまして…｣と私
｢あぁ、そうだったのですね｣と優しい表情になった関係者の方。
そして次の瞬間、
｢では、どうぞ｣………へ
どうぞ
どうぞいや、大声大会のステージでもないのに、隣にピッタリつかれて、GOサイン出されて、叫べます
いや、でも、そっか、どうぞって言ってくれたのに拒否するのも申し訳ないか…
私が真っ赤っかな顔をしながら控えめに
｢おとうさーん｣と発声し出すと…
ヤマビコか輪唱かのように
｢おとうさーん｣が追いかけてくる
ふと隣を見ると…
ギョ！
きっと、促されて断れなかったのでしょう。
何故かナオキャンも一緒になって弱々しく声出しし始めているではないか
さらに関係者が
｢ちょっとお待ちください｣と言う。
イヤな予感しかない。
いいえ 待たなくていいので帰らせてくださいと伝えたい、伝えられない…。
うわっ
地下室の天井が開けられた
そしてお決まりの恐怖の掛け声、
｢では、どうぞ｣そして母娘２人、地下室に向かって
｢おとうさーん｣｢おとうさーん｣と大声で叫び続ける奇妙なお墓参りに
きっと父は周りのみなさんに
｢あ、すみません、うちの家族が
｣
｣と謝っていたに違いない。
少し照れながらも嬉しそうに微笑む あの上品で優しさ溢れる大好きな笑顔で
ウチらしくてこれもまた良し。
関係者の方のお心遣いには心から感謝しています。
ありがとうございました
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