長女に了解を得て限定記事を解除します。
高速で1時間ちょっとの所に住んでる長女が子供達を連れて来ていました。
二泊三日の予定でした。
長女の子は、
長女、長男、次女の3人です。
いつも書いているように長男は障がい児です。
12歳になりますが、言葉も話しません。
いつもと違う環境だと不穏になります。
玄関のカギなんかは開けてしまうので、
あれ?どこへ行った?
駐車場に停めてあった車(施錠していませんでした。)にちゃっかり乗っていて、降りようとしません。
家に帰りたいようです。
車に乗っているだけなら良いでしょうが、ひとりにしてそこから何処かへ行ってしまったら、慣れない場所でどこへ行ってしまうかわかりません。
ばあばは一緒に車に乗り込み彼が気の済むまで付き合っていました。
ばあばもたまにしか会わない人です。
あっちへ行け!と、手で払われます。
小学校低学年のうちはまだまだ幼さもあり可愛らしい男の子でした。
高学年になり急に食欲も出て、身長も体重もばあばをとっくに追い越しました。
自閉児にはあるような他害はまだ無い様なので、小さな妹や家の孫に何かをすると言う事は今のところありません。
ただ、力の加減がわからないので物を良く壊します。
家の壊れかかった風呂の戸も一発で外してしまいました。
最初から調子悪かったからいいよ〜と言うも、娘は必死で直そうとしています。
「家のも壊したからさ〜同じのだから、直せるよ〜」と、
娘が直しているうちに、またどこかをバタンバタンとしています。
まるでモグラたたきゲームのようです。
良くしたもので母親の言う事は聞き分けます。
夜中にバタン!と大きな音で私も飛び起きました。
お風呂が好きな彼が入ろうとまた扉を外したようです。
娘はそんな彼に付き合っているわけです。
次の日、私は仕事でした。
娘はもう1つの用事の為、娘の長女と彼を連れて出掛けたようです。
末っ子は家の孫と留守番をしたようで嫁ちゃんに世話になりました。
昨日の夕飯は炊き込みご飯のおにぎり、鶏の唐揚げ、ポテトサラダ、ひじき煮、鶏のモツとレバーの甘辛煮、サバの南蛮漬け等を作っておき、
茶碗等の洗い物が出ないようにしました。
二日目の夜は昨夜の常備菜の残り物と、お好み焼き、ついでにホットプレートで子供達の好きな物を焼いて食ベました。
その夜彼は2時から起きていたようです。
居間でばあばは寝ていたので、朝早く居間に来た彼と一緒にソファに座っていました。
今度はあっちへ行け!とは払われませんでした。
少しでも娘が寝ていられるようにと思っていましたが、
娘も寝てはいなかったようです。
寝てはいないけれど、誰か彼と一緒にいてくれてると思うだけで、娘もつかの間の時間ができたのではないかと思います。
それなのに、朝からプールに子供達を連れて行くと言います。
プールではもちろん彼を更衣室に一人には出来ません。
事前にプールに問い合わせると、障害者用更衣室は少なく、早い者順と言う事でした。
温泉施設なんかも、もう一緒に女風呂に入れる歳ではありません。
家族風呂を利用するしか、彼を温泉施設に連れて行く事も出来ません。同時に家族も行けないわけです。
父親は?
と、思いますよね?
いますが、婿も婿で自分の問題を抱え、仕事をするだけで精いっぱいなのです。
そんなふうに準備をしていたら、彼がソファで眠ってしまいました。
「2時から起きていたからね〜たぶんしばらく起きないから小さい子たちを連れて行ってくるよ〜」と、
彼が寝ているなら、娘もゆっくりすれば良いのに…と思う母でしたが…
娘はそういう子だ…ねと、
ばあばば、彼と寝ているよ〜と云いました。
昼過ぎに帰ってくる娘達の昼ごはんを作っていると、タイミング良く帰って来ました。
オムライスを全部で9人前作りました。
「オムライスの卵って、どうしたらこんなにきれいに出来るの〜?」
と聞かれましたが、ばあばの仕事をわかってないのよね〜😑
娘たちが帰り支度をしていると、末っ子が和室に閉じこもります。
見に行くと、涙をボロボロこぼして帰りたくないよ〜と。
あっちもこっちも、
大変です。
二泊三日、娘とじっくり話す時間もありませんでした。
娘の身体も心配です。
限界はとっくに来ているはずです。
でも今の世の中、そんな障害のある子供達を受け入れてくれる場所は少ないのです。
知らない人は、
自分の子供なんだから、自分で面倒みろよ!と、
思われて当然でしょう。
助けて欲しい。
寝かして欲しい。
そんな目で見ないで欲しい。
たったそれだけなんです。
今日は空き家のDIYをしてきました。
娘の仲間達は、今月はお休みです。