4月15日 遅番、月に一度のお誕生日献立である。
早番なら仕事が終わり次第車中泊の旅に出発出来るのだが、
今夜のイベント食の担当であるから、今夜の出発はどうなるか?
急ぐわけでも計画もあるわけでないので、そこはどうでも良いのだが…
出るとなれば、やはり早く出発したい気持ちを押さえられない。
今夜の献立はお刺し身の盛り合わせ、豆乳の茶碗蒸しカニカマあんかけ、野菜の炊合せ(かぼちゃ、茄子、人参、オクラ)、
手作りの桜餅(食紅で色付けした生地をフライパンで一枚づつ焼き餡を包み桜の葉の塩漬けで巻く)
はやる気持ちを調理に集中する。
しかし、やはり落とし穴があった😱
形態調整がいらなく、そのまま提供出来るはずの茶碗蒸しが固まらない…
そこは見栄えが良くて調理が簡単なはずだったのに!
私の提案の献立だが、細かい数字は栄養士が調整する。
豆乳と卵を合わせるときに、
あれ?
とは思った。
大体卵と出汁(豆乳)の割合は1対3なのだが、そこに記されたのは豆乳の量がどうも多く書かれていた🙄
レシピでは無く、自分の経験を信じるべきであった。
かくして楽なはずだった茶碗蒸しを最初からやり直し、焦りまくる私であった。
「車中泊」の旅に出る興奮を鎮め冷静にならなければ、
提供時間に遅れるわけには行かない😤
そして、
作業の流れに反省は残ったものの、他のスタッフの力も借りて無事にイベント食は終わった。
その後、
入所者様、患者様のお食事中にお部屋に伺うと、
昔からいらっしゃる入所者様に、
「美味しかったよ、ありがとう」と、言われ、
今までの疲れが一気に無くなった。
「病院、施設の給食はうまくない😔」と、ちまたでは言われているが、
あと数ヶ月、頑張って行こうと思った私であった。