コロナにより、今までの生活が一変した方も多いかと思います。


それまでの常識と思っていたものが、まったく通用しなくなり、それは非常識よ!と思っていた事が今や普通になっています。


具体的に言えば、


今や当たり前となったマスク着用、


接客の時にマスク、手袋着用なんて、2年前には考えられない事でした。



今から20年ぐらい前にファストフードで働いていた時、何年も手荒れに苦しみました。

かゆみを伴う水疱が破れると、両手全体が汚らしい手になり、接客もままならず、その時は手袋をするなんて思ってもみなかったことでした。


治らなければ仕事を辞めるしかないと思っていた矢先、突然発症したようにいきなり治ったのです。


後から思えば女性特有のホルモンバランスの崩れだったのではないかと、勝手に思っています。



夫が突然亡くなったのは2年前の6月、


通夜も葬儀もたくさんのお客様が集まっていただきました。


コロナ禍の今は人が集まりやすい行事は葬儀であっても、簡素化があたりまえの様になっています。



夫の一周忌、新盆、さらに今年の三回忌はコロナの影響で他県に住む夫の姉妹達は欠席でした。



隣県に暮らす次女さえ、帰省を遠慮してもらいました。



ただ、三回忌の時はコロナも安定し、今ほど感染者も多くはなかった頃であったので、

他県に住む次女は一年半ぶりに帰省する気満々で休暇を取ったようでした。



しかし、

法事を予定していた前日に私の職場でのワクチン接種が決まり、変更も出来なかったのです。


副作用があるのかどうか、それさえわからない中、法事の日程の方をお寺さんの理解の元、変更しました。

(ちょっと前までなら、お寺さんに一度決めた日程を変更して頂くなんて考えられない事です。)


それも仕方ないこと、


次女には事後報告したのですが、休暇の取り直しが出来ないこと、コロナ禍の育児、仕事で余裕の無くなっていた次女の理解を得られず、


ちょっと怒らせてしまったようです。


ラインでその旨を伝えてきた次女に、

私は、厳しい言葉で返しました。


少々きつかったかなと思いましたが、時間が経てば彼女なら理解してくれると、母としてわかっていました。


まぁ、しかし、思っていたより時間がかかったようです。


その間、お気楽な生活(キャンプや、車中泊)をしていた私ですが、楽しいひと時であっても何処かにトゲが刺さっているような感じではありました。


厳しい言葉で次女の批判に立ち向かった私ですが、


そりゃあ、夫が亡くなるちょっと前に生まれた次女の子にも会いたいし、次女とも話をしたかった私です。




やっと、あちらから普通にラインが来ました。

もちろんその間にこちらからもラインしたのですが、けんもほろろな返信に心がヤラれていた私だったのです。



でも、私は母親として彼女のことを信じています。

過去には辛い出来事も一緒に乗り越えて来ました。


母親の私がこの先居なくなっても、ちゃんと自分の足もとを固めて生きて行ける娘だと思っています。



コロナが落ち着いたとしても、コロナ禍で得た(変化した)価値観は残るのでしょうか…


それともまた昔の様に戻るのでしょうか…