ながーいながーい梅雨があけて、いきなりの猛暑

子供の頃は家にエアコンなんて無かった!
もちろんエアコンが付いた車も無かった!
 
今思えばそれでよく生活していたなぁと思うが、それなりに工夫して暮らしていたんだろう。

熱い日差しを避けて濃い日陰に入ると、それだけで涼しかったり、
グラスに氷を入れて作った粉のジュースに夏だーって感じたり、

窓から見上げた青い空にもくもくとわき上がる入道雲、
あぁ、夏休みも後何日か〜とむなしさをかんじたり〜

そんな夏休み、私達は近く川に泳ぎにいく、
もちろん親なんてくっついて来ない、
子供達だけだ。
ただそこには監視小屋があって親たちが交代で座って監視していた。
監視といってもおばちゃんがひとり、ただ見ているだけだし、今みたいに携帯電話なんかないし、何かあってもどうすることも出来なかったんじゃないかな?
しかし良くしたもので私の知る限り事故は無かったんじゃないかと記憶している。

そんな川で私は泳ぎを覚えた。
3つ違いの姉に川の真ん中で手を放されたのだ、
川には流れがある。
抵抗しなければ流される。
まぁ、それが、えっ、泳げるじゃん!と勘違いしたことで泳ぎを覚えた。

今ではもちろんその川で泳ぐ子供はいない。

それからは小学校高学年になると水泳部に入部して夏休みは毎日学校のプールに泳ぎに行った。

泳ぐともちろんお腹がペコペコになる。
帰り道にあるパン屋さんにみんなで寄って小さめのフランスパンを買う、
それをかじりながら家路についた。

プールで疲れた身体にフランスパンの塩味がなんとも言えず美味しかった!