ヤナギこと柳沢敦が引退発表
※以下ヤナギ
好きなサッカー選手が引退するのは寂しいもんだ
我が地元からプロになった選手はヤナギ以前にも以後にもいる訳だが、日本のA代表まで登りつめた選手はヤナギ以外皆無
同郷ということで贔屓目で見てた部分もあるけど、自然と応援したくなる選手だったと思う
あんまり公言してないけど、自分はレオナルドとジョルジーニョが来たぐらいからの鹿島ファン(それまではエスパルス推し)
そんな鹿島にヤナギが入団したもんだから、それは応援するよね
サッカーやってた中学生の頃だし、Jリーグの放送(特にアントラーズの試合)も多かったから、食い入るように見てたかな
ミスター鹿島に相応しい
ヤナギはゴールを決めないイメージが強いけど、Jリーグでの通算では100ゴールをゆうに超えてるし
Jリーグでの17シーズン連続ゴールは、今のところヤナギ以外誰も成し得ていない
昨今のサッカー人口を考慮すると、プロになるのも狭き門なのに日本代表に選ばれて先発に定着するということだけでも凄いことのように思う
当時テレビで観戦してたけど、鳥肌モノのゴール
しかし、よく考えるとブッフォンから1点、チラベルトから計5点(そのうち3点はJOMOカップだがハットトリック!)
当時の世界有数のキーパーからゴールを奪っている日本の選手もなかなかいないよ
日韓W杯では、稲本のゴールを2度も御膳立てするものの本人はノーゴール
あれはどう見てもファールだろ!と、今でも思う
しかし、そのキッカケとなった
中田英にパスせず自陣から単独突破した姿は、らしくないプレーでとても印象深い
そんなヤナギの悪夢ともいうべき2006年ドイツW杯のクロアチア戦における“QBK”
あれは確かに決めて欲しかったな
あそこで決めていればヒーローだったのに
運命の分かれ道というかなんというか...
前年のW杯最終予選で、日本のW杯出場を決定づけるゴールを決めたものの
その後追加点を決めた大黒の方がクローズアップされたりと
なかなか光が当たらないのもヤナギらしいといえばヤナギらしいか
クロアチア戦で“QBK”が発動された当時は大学生で、周りにヤナギと同郷!と自慢しまくってたから
その後暫く居づらかったな...笑
サッカーやってる友達の大半は勿論
あそこは決めなきゃ!という意見だったが
それでも皆、ヤナギのFWとしての素質は認めてたな(俺に遠慮してただけかもしれんが)
ヒデ、俊輔、小野、遠藤、小笠原など日本の名パサーたちが柳沢との相性の良さを認めているから
やはりFWとしての素質は素晴らしいんだと思う
だからこそ、もう少しエゴイスティックにゴールを狙って欲しかったと
自分を含め、多くのサッカーファンが嘆いたのかもしれない
柳沢引退のニュースが流れ、「柳沢」がTwitterのトレンドにも入るぐらい、引退のニュースは大きく
過去にネタにされたのも含め
それだけ愛されている選手であるのも分かる
因みにその後も、Jリーグで再度“QBK”やらかしてたが...笑
残念ながらセリエAでは通用しなかったが
Jリーグを盛り立てた選手の一人とは言えるんじゃないかな
最後は鹿島に帰ってくるもんかと思っていたが、ベガルタでそのまま引退
口下手っぽいので解説者向きでは無さそうだが
またいつか現場に戻ってきて、彼のプレーの最大の持ち味でもある天下一品のオフ・ザ・ボールの動きを伝授すべく後進の指導にあたって欲しいなと思う
また時間ができたらこのDVD見直そうかな
ではまた!