いつ死んでもいいと思っていた
君に逢うまでは。
君に会えた今 いつまでも
君といられたらとぼくは願っている。
あたしの大好きな一句、藤原義孝の
「君がため をしからざりし命さへ ながくもがなと 思ひけるかな」
の和訳なんやけど。
こんな漫画があったとは。てか書きたい事多過ぎてまとまらん。
まずもう一個ビックリなのが。この漫画、今朝4時までYouTubeで見よったBASARAのパンチラ動画の作者の人の絵で。笑
知らずに今日たまたまタコ焼き買いに行ったついでに本屋寄ったら百人一首のこの漫画があって、百人一首の本(訳、歴史書、超訳とか)実家にめっちゃ集めちょって、持ってない!漫画やし!気になる!ってなんの気なしに買った。
YouTubeはフランクな作画でギャグやけ、このラブい表紙じゃ作者の事きづかんで
帰って読みながらなんか絵見た事あるな-とか思いよったら!ビックリ。笑
で色々ググりよったらなんか歴女つながりで有名らしいね-。
なんかアタシ歴女って言葉にスゲェ抵抗あって(なんか流行のノリみたいでムカつくフレーズな気がして)今まで断固として認めたくなかったけど
戦国武将にも、こういう雅な平安貴族にも萌える女も含め歴女って言うんだって。なら歴女っていいなぁ-とか思った。ちなみに血生臭い戦国は好きくなくて平安の雅だけを愛するオナゴの事は「雅美女」って言うらしい。いいな-美女とかつくやん。
あたしは平安~江戸まで和なすべてが好きです。大正やら明治レトロは廃墟的には好きやけど人物やら衣装に萌えない。
とりあえず、これから歴女って言葉を毛嫌いすんのは辞めます。歴女やね!って言われても不機嫌になるの押さえます。ならあたしは小学生ん時から歴女だと思います。笑
古本市でみんなが姫ちゃんのリボンとか買いよる横であたしは戦国解説やら万葉集から感じる季節の写真集とか買ってたからね。(バカにされ泣く)
話それたけど。で、この漫画はかなり砕いてあって、アタシよか全然詳しい人とかは、えっ。そんな端的に訳すんじゃなく季語遊びとかも拾ってよ、もっと奥深い短歌なのに!とか思うかもやけど
確かに砕く事で季語のニュアンスとか文字面から感じる高貴感は落ちるかもやけど、
なんせ!
今までの和訳は「私は貴女と居られたなら、と感じております。」みたいな意味崩さずガード崩さず質素!って感じで、
けど、この漫画の訳は一人称が「僕」なんだ-よ-!ぉおお…
なんか歴史とか雅ってタブー多くて一個人の趣味でフランクにしたりエロくしたりすんのって気が引けるやん?昔の人,風潮は尊重。的な。けど「僕」「君」あとデスマス調をちょっと崩した事によって、こんなにも和歌に近づけるっつうか。
まあ、アタシは下手くそやから、歴女(武将ミーハー除く!笑)に詳しく聞いてみて欲しいんやけど
なんかこの本はボーダーぎりでくすぐってきて心地好い。
歴史興味ない人の関心は掴んで、歴女からの反感をそこまで買わない、って感じだ。
なんか興奮してダラダラ書き殴ったけど、とりあえずたまたまいい本に出会って嬉しな。歴史、日本、さいこー!ってコト。
「オメーに逢うまでいつ野垂れ死んでも悔いなかったんだけどよ-
なんか今オメーに会ったら、ずっとこんまま居れたらい-な。とか思ってる俺も居る訳よ。照」
みたいな訳の平安オラオラ萌え本(´∀`)とか出たら出たで読みたいダメなアタシもいます。笑
歴史なんてさ、実は何がホンマかとかなんか、分からんやん?それこそ、残された和歌やら、手記やらを元に妄想するしかない訳。
けど、和歌は実際形として今日まで残って、そこに存在した事実があって、けど全てがわかる訳やなくて、けどそんな昔に素敵な恋やら情景があったって証拠の破片として残されてって。
なんか、やっぱ歴史ってロマンチックやない?




