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Michelle à la modeです。

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昨日のこと。

最近のインフルエンサー発信で

アサイーボウルが再ブームになっていると知って

記事を書かなくちゃいけないと思って、更新しました。

小さな波紋かもしれないが、誰かが広めてくれると思ってこれを書きました。

よかったら読み進めてください。


⚫︎アサイーに限らず、流行するものには見えない問題も潜んでいる

 今日のテーマ、アサイー。アサイーボウルって美味しいですよね。

確か10年前くらいにすごい流行って友人たちと食べに行った記憶があります。


けれどアサイーの流行によって困っている人もいるということを知っていますか?

なんでもひとつの果物や野菜などが急激に流行することによって

土地を侵したり、いろんな不具合が出ちゃうってことなのです。

アサイーに限らずですが、私が数年前にある人から学んだ環境の大切さをここでシェアします。


これは結構前の話ですが、

普段はブラジルに住んでいるある方に仕事の関係で出会いました。

その方は地球をより良くしたいと尽力されている方で

森林破壊を止めるためにずっと木を植え続けている方でした。

本当に永遠に木を植え続けていて、現地の仲間たちと一緒に社会活動を行なっていました。


その方が雑談の中でアサイーについてお話ししてくれました。

私が覚えている範囲ですが、教えてくださったことを書きます。

(※これはアサイーに限らず単一栽培についてですが、たまたま内容がアサイーでした)

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最近、アサイーが日本で流行っているよね。

元々は熱帯の人たちの食べ物だったんだ。


アサイーが流行ることで、何が起こると思う。

例えば大企業が開発途上国の土地を安く買い占めて

そこで、流行のアサイーを大量生産するために

アサイーだけを育てる単一栽培(モノカルチャー)が増える。


アサイーができては出荷してを何年かは繰り返すことができるんだけど

そのあとは土壌が痩せ細って(土にある栄養が無くなっていって)

その土地はもう使えなくなる。土地が死んでいくんだ。

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こんな感じで教えてくれたような気がします。

私は当時そんなことを考えたことがなかったからとてもショッキングでした。


そもそも今回のお話のアサイーですがブラジル原産の食物みたいで

もともとはアマゾンの先住民族の貴重な栄養源だったらしいです。


いろんな作物を植えることで、土にある栄養が偏らずに抜かれていくんだけど

何度も何度も単一栽培をすることによって

土にあるアサイーを育てるのに必要な栄養素だけが抜かれていくってことですね。


土地の栄養が偏るのを防ぐためにそのほかの野菜や果物を植えたらいいじゃないか

ということを考えられる方が多いと思うのですが、

大企業が買った開発途上国の土地なので、『使い古し』みたいな感覚があるのだと思います。

アサイーを大量生産するために、その土地の栄養を何度も取れる分だけ奪っちゃおうという考えなのです。


だからすごく不自然な農業になっちゃってるっていうことです。

農業でも自然にこだわる人は、雑草さえ抜かずに共存させて育てていますものね!😳


一概に悪いとはいえないんですが、

結局大量栽培が環境破壊に繋がっているという事実を教えてくださいました。


何だかアパレルの大量生産と同じ匂いがします。

こんなに売れなかった服(古着も含め)が廃棄されているのに、永遠に生産の規制がないのもおかしな話ですが、大量生産する側の意見はいつでもこうです。


【利益が廃棄料を上回れば、大量生産はやめないぞ】


売れなかったものを大量処分するお金、機能しなくなった土地を売却するためのお金、

そういうマイナスになるお金よりも、売上が上回る限り彼らはこのやり方を辞めないでしょう。


ただいつも思うのは、水も土地も全部有限であるよということです。

使い棄ては、もう続けていくことはできないのでは?と思います。

⚫︎環境に優しい取り組みも


上記のお話を聞くのが数年前だったこともあり、

このアサイーの記事を書く上で少し自分なりに調べてみました。


サトウキビ、コーヒー豆やその他の作物でも単一栽培をすることで

土壌が弱くなっていくらしくて、栄養が偏って抜かれるので、

土地が崩れやすかったりするそうで天災にも耐久性があまりないようです。


そのためアグロフォレストリーという農法があるみたいです。

アグリカルチャー(農業)とフォレストリー(林業)をかけた言葉です。

単一の作物だけの農場にするのではなくて

そこに偏りのないさまざまな植物、樹木を植えたり家畜を育てたり、いろいろごっちゃにする。

いろんな作物を育てることで土壌の栄養素の偏りがなくなり

家畜たちはそこに生えている植物を食べて育つし

家畜がその土地を動き回って土を耕したりもするのでしょう。

そのため基本的には農薬を使わなくてもいいというやり方です。


ただデメリットとしては特定の作物をピンポイントで大量栽培できないというもの。

あとはある程度大きな土地が必要になるそうです。


そんな感じで最近流行のアサイーについて違う角度から記事を書いてみました。

アサイーだけではなく、全ての大量栽培や大量生産、大量廃棄について今一度自分で調べてみて考えて、自分で選択していく必要があるということです。


流行の根源(でどころ)を細かく調べていけば

だいたい大量生産の危険な問題に行き着くわけだけど、

例えばドキュメンタリーの『フードインク』は面白いし超考えさせられるからおすすめです。


※今回の記事は単一栽培についていろいろな記事を読んで自分の意見を織り交ぜて

書いておりますので、環境や農業により詳しい方に意見を仰ぐのもよさそうです。


Michelle à la mode