NHKの朝ドラは観ていないのですが、現在放映されている「花子とアン」が『赤毛のアン』の翻訳者の村岡花子さんの物語だってのを聞いてから、久々に『赤毛のアン』に触れたくなって…。
世界名作劇場で1979年に放映された『赤毛のアン』をdビデオで視聴しました。
この当時、私は6歳だったので名作劇場は観ていなくて、この作品が監督"高畑勲"、初期の場面・画面構成"宮崎駿"のコンビだったということを知って驚いた。
宮崎さんは「赤毛のアンは嫌だ~(泣)」つって途中で逃げ出し、高畑監督もアンの心情を最後まで理解出来なかったらしいけど。
それ故、作り手側の下手な解釈を入れられることなく、原作に忠実に製作され、『赤毛のアン』ファンの好評を得たそーな。
アンの心情を男性が理解するのは無理があるだろうなぁ。
アニメは昔の作品の方がもともと好きなんだけど、このアンは名作中の名作だと思う。
村岡花子さん翻訳の『赤毛のアン』を10~20代の頃に3回読んでるんだけど、原作にすごく忠実で、「次はこうなるんだよね」「ここでアンがこういう風に言うんだよね」っていうのが全部分かるから。
第1話のアンとマシューの出会いの場面から、「あ~、最後の方にはマシューがxxx」と考えただけで号泣。
鬱陶しいくらいお喋りで、落ち着きがなくて、空想だらけの世界で生きているアンが、どんどん大人になっていく姿に大号泣。
アンに小言を言いながらも、深い深い愛情で見守るマリラの姿に大々号泣。
ひたすら泣きじゃくって、全50話見終わりました…(笑)
何年経っても、何歳になっても、良いものは良いなぁ。