われわれはね、
ほんと 狂気のさたですよ
スープを一口のむと、
急に、きみはくちをひらいた。
「あれも、
これも
心配だらけ
あー、今日がおわった
とおもったとたんに
あー
明日は大丈夫だろうか
明日のつぎのつぎの
あの日は
大丈夫だろうか」
いすに深くすわってる
きみのちいさなぷっくりしたお腹か
ふくらんだりしぼんだりして、
そうしてるうちにまた
口をひらいた。
「つねに、
心配に
とじこめられているんだよ」
「ぼくらのじゆうは
どこいったの
しかも
溢れんばかりにでてくんだから」
そういいながら
きみは
ものすごくおだやかな顔で
スープをのみほした。
「でも
それが真実なわけが
ないだろう?」
みるからに、
ぼろついて とぼとぼあるく
ふわふわくん
ねぇ 何がそんなに
いやだったの?
--あなたが そんなに優しくきくもんだから--
そう いって
ふわふわ のきみは 口をひらいたね。
-- ぼく 幸せになるって決めたんだ
それって
じつは 掴んではだめだよって だれかが
いってたからね
きっと ニュースだったりがっこうだったり
えいがだったり
そんな 気にさせる
いろんな ことからね。
でも
ぼくは ほんとに ほんとに
幸せになりたかったんだ----
そんなとき、きいてるぼくのこころから
涙が流れてた。
ぼくは 今ほんとに幸せだったから。
そのとき
ふわふわくんは
もういなくなってた
ぼくが 今 ほんとに幸せだって
感じたからね 。
ふわふわくんから
そのあと メールがきてた。
-----こんど ハワイにいくんだ
きみと きみのかわいいいぬも
つれてきてね
ぼくのかぞくも、きます
ふわふわのきみより
ぼろついて とぼとぼあるく
ふわふわくん
ねぇ 何がそんなに
いやだったの?
--あなたが そんなに優しくきくもんだから--
そう いって
ふわふわ のきみは 口をひらいたね。
-- ぼく 幸せになるって決めたんだ
それって
じつは 掴んではだめだよって だれかが
いってたからね
きっと ニュースだったりがっこうだったり
えいがだったり
そんな 気にさせる
いろんな ことからね。
でも
ぼくは ほんとに ほんとに
幸せになりたかったんだ----
そんなとき、きいてるぼくのこころから
涙が流れてた。
ぼくは 今ほんとに幸せだったから。
そのとき
ふわふわくんは
もういなくなってた
ぼくが 今 ほんとに幸せだって
感じたからね 。
ふわふわくんから
そのあと メールがきてた。
-----こんど ハワイにいくんだ
きみと きみのかわいいいぬも
つれてきてね
ぼくのかぞくも、きます
ふわふわのきみより
うさぎは
ぶ厚いほんのさいごのいっページをひらいてみると
こうかいてありました
すべてがおわって
すべてがはじまる
うさぎは
ちょっかん でわかりました
あぁ これは
今 のページだと
けど なあんにも
こわいことなんてないよ
ってね
ぶ厚いほんのさいごのいっページをひらいてみると
こうかいてありました
すべてがおわって
すべてがはじまる
うさぎは
ちょっかん でわかりました
あぁ これは
今 のページだと
けど なあんにも
こわいことなんてないよ
ってね
