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伝統風水師・占術家の虹羽（こう）です。

酷暑だけでなく、色々あった８月も過ぎ、

今日から９月ですね。

まだまだ残暑は厳しいですが、

ようやく秋がやって来た？

といった感じでしょうか(；´Д`A

さてタイトルの『怪力乱神』

（かいりきらんしん）とは、

奇怪なこと、力技のこと、

秩序を乱すようなこと、神秘的なこと、

また、怪しく不思議で

人智でははかり知れないもののこと、

を言います。

『怪力乱神』といえばこの本、

大好きで何度も読み返したなぁ

怪力乱神

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『論語』の一節にある

「子は怪力乱神を語らず」

（孔子は怪しげなこと、

力をたのむこと、

世を乱すようなこと、

鬼神に関することについて

語ろうとはしない）から、

「怪しげなことや

不確かなことは口にしない」

という意味です。

これは師である先生から常々言われていますし、

私自身も自らを戒める言葉として

いつも念頭に置いています。

私の先生の師匠である、

台湾五術の大家の言葉でもあります。

大老師曰く、

「占い師の中には平気で心ない言葉を口にし、

鑑定客を傷付ける者がいる。

また四柱推命の理論上から

根拠のないことを並べ立て、

適当な判断をする者もいる。

このような者たちの言葉が

鑑定客への悪い暗示となって

実際に人々を悪い方向に導くことがある。

また占い師の判断が正確であるとは限らない。

（実力は人によりけりである）」

私の座右の銘となっている、

このお話しをしてくださった大老師には

私も何度かお目にかかったことがあります。

かなりのご高齢ですが矍鑠とされていて、

常に穏やかで和やかな、その佇まいからも

高潔なお人柄が伝わってきて、

なんと言いますか、

すっかり大老師の大ファンになりました

大老師が教えてくださった事例に、

テレビ番組の企画で、女性タレントが

有名な占い師に占ってもらった時、

「あなたは３年以内に亡くなる」

と言われ、本当にその通りになってしまった、

というものがありました。

当時は「占いが当たった！！」ということで

その占い師は大人気になったそうですが、

後からわかったのですが、実は

そのタレントの方は元々精神を病んでいて、

病気で心が弱っているところに

「死の宣告」をされてしまったために、

その通りの行動を取ってしまったとのことです。

大老師はまた

「悪いことを当てる占い師は二流。

一流の占い師は悪いことは当てさせない」

つまり、一流の占い師は

悪いことが起こりそうであれば

それを防いで、悪いことは起こさせない、

とも仰っていて、

本当にその通りだと深く納得しました。

正確な鑑定とは、

あやふやな過去のことや曖昧な未来、

どうとでも取れる言葉だけ巧みな未来予測で

怪力乱神を語ることではない。

大老師の言葉を常に念頭に置きながら、

これからも学び続け、

鑑定に活かして行こうと思います。

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怪力乱神を語らず、大老師の言葉