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のんびり ゆっくり 散歩道

こころの旅  てんとう虫 その1
                                   かわかみせいじ

今から6年ほど前のお話しです。




そう、、
こころの旅に出たときのお話しです。

 

 

ぼくは突然

髪の毛より小さくなったので、

偶然近くにいた てんとう虫の背中に乗りました。



柱ほどのうぶ毛につかまると、
ぼくより少し前の方、、、
あなたもてんとう虫の背中にいたのです。



二人を乗せたてんとう虫は、

公園の薔薇の中を
トゲすれすれに飛んだあと、

そよ風の上昇気流に乗って
ずっとずっと空高く飛びました。。



青空の上のさらに上
雲の上のさらに上

そこにはどこまでも遠い景色がありました。

 


そこに突然、一羽の鳥がやってきました。

羽根をほとんど動かさないのに、
マッハのスピードで飛んでいったかと思うと、、、
また戻ってきて ピタッ!

すぐそばで止まりました。

そして、
少し微笑んで僕たちを見ていました。


「何かのために飛ぶのではなく、
飛べるということが嬉しいんだ、、、」その鳥が言いました。

そこに、別の鳥が来て、
「競争だよ! ジョナサン!」
そう言うと、あっという間に
二羽で飛んで行ってしまいました。

まるで光速のように。。

 

飛び去った二羽の鳥を見た てんとう虫は、
目を輝かせました。
「すごい! 僕も速く飛びたい!! 
                                   よおーーーし、、、」
そう言うと、一気に急降下したのです。

ビューーーーッ、、、、、!!!

間近に地面が見えてきたので
思わず 「うわぁー」って叫ぶやいなや、

下降から水平飛行にかわって

     超高速!   スリル満点!



信号機の側を通過する瞬間、
    ピカッ

オービスに僕たちの顔がアップで写ってしまいました。

二人と一匹は、お腹をかかえて笑いました(笑)


               つづく、、、、、、