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散歩道

のんびり ゆっくり 散歩道

 さ い か い

それは、
大地に建物が、まだ1つもない時のことでした。



若者が森で 木の実を採っていると

遠くの野原で
花を摘んでいた少女が

小さな動物に驚いて
森にやって来ました


若者は
急いで木から降りて

動物を追い払ってあげました


二人は
心が温かくなるような感じがしました


そんなことがきっかけで
家族が誕生したのです。。。




それから、
時は1万年ほど流れました


あるとき若者が海岸に行くと
岩場の石に
文字のような跡が残っているのを
見つけました


ふと
その文字に手をあててみると

その文字が自分の名前であることや
そばに愛する人の名前があること、

森の景色
野原
遠い台地
楽しい日々が
1秒の間に 心に想い浮かびました



そして

海岸にいた
小さな犬を抱いた女性が

刻まれた名前の人だと
心からの声が聴こえたのです



「お久しぶり!」
若者は、思いがけず言いました




それが
二人の出逢いのきっかけになり

1つの家族が誕生したのです


温かな家庭が出来ました。。




そんなことがあってから
さらに1万年ほどたった  今


化石調査をしていた若者が
不思議な文字を見つけました。


その文字を指でなぞると


目の前に
不思議な景色が見えたのです

ほんの1秒の間に、、、




そしたら

そばに 君がいたんだ



「お久しぶり!」






                                       さいかい     でした。