今日学校に、OGの方がいらっしゃいました。
7年前に卒業して、今はイギリスのロンドン芸術大学
セントラル・セントマーチンズ・カレッジ オブ アートアンドデザイン
に留学されている女性で、一時帰国を利用してお話を聞かせにきてくれたらしい。
セントラルなんちゃらかんちゃら・・・まぁ略してセントマーチンで。
セントマーチンはジョン・ガリアーノとかアレキサンダー・マックィーンなんかを
輩出する伝統校として有名。
私も名前聞いたことある、ぐらいにしかしらなかったけど┐( ̄ヘ ̄)┌
で、希望者だけその先輩のお話が聞けたわけです。
留学。
最近興味でてきた。
というのも、高校の時にベルギーのアントワープ王立アカデミーで教えている先生の
特別授業が受けられる日があって。
その授業が立体裁断だったのね。
でも日本の立体裁断とは180度違くて、衝撃受けた。
日本の立体裁断は先に作るものを決めてから、着た時により綺麗に見えるように
するための技術であって、その先生が教えてくれたのは、ボディの上で作るものを
決める、決めていいってもので、
これだ!!!!
って思ったよね、やりたかったのは。
そこから、アントワープのことを少し調べ始めてみたりしたけど
何せ高校生、英語苦手だし。現実味はなかった。
で
専門学校に入学してしばらく経って、今度はアントワープの卒業生である
デザイナーさんの講演を聞くことができた。
ナカ アキラさん。
彼の講演を聞いて現実に置き換えて考え始める。
か ら の
今日の先輩の座談会。
そりゃ希望しました。
内容は、まずセントマーチンについて。
芸術大学の中にファッション科があって、
その中でもまた、ウィメンズ、メンズ、子供服、ニット、プリント
の5つの科に分かれてて、入学時には決めなきゃいけないらしい。
日本の専門学校は「服が好き」だけで入学するけど
そこでは「服が好き、その中でもこれが好き」っていう風に入学時には
既に進路選択できてる人たちばっかり。
んでクラスは1年次30人で3年次の今は18人に減ったとか。
毎年審査があるんだって~。セントマーチンにふさわしくない生徒は退学
させられるとかなんとか。 日本は自分で辞めてくくせにね。
後は、有名どころだからか、色んな国の人が入り混じってて刺激される
ってこと。
それから授業内容。
デッサンの授業(ドローイング)について。
どうやらドローイングはかなり大事なようです。
具体的には5分や3分で目の前のものを紙に描く。それだけ。
でも5分3分でデッサンでしょ・・・ろくなもの書けないよね(´・ω・)
って思ったけど、「私たちは絵描きじゃないし、目の前にあるものを紙の上でどう表現するか、
表現できるかを知る訓練だから」
って言葉に納得した。
それで例として先輩が実際に描いた作品を見せてもらうと、
4.50ぐらいの太めなおば様の裸体やしいたけのデッサン
「美しいものや体は、ファッション雑誌を見ればいくらでものってる。逆のものは
見たことがない。見たことがないものを見ること、が大事」
とのこと。
インターンについて。
デザイナーの下においてもらって、ノーギャラで勉強させてもらうこと。
海外では結構あるらしい。
先輩はなんと!アレキサンダー・マックィーンに行ったそうで
「アルバイトみたいに履歴書書いてポートフォリオ送って、返事がきた」
だそうです。いいなぁぁぁあああああああ
インターンではデザイナーと2人3脚でデザインを煮詰めていって、
最終的に上の人に提出、気に入られれば製品化やコレクションに出品
されることもあるんだって。
でその先輩のデザインは、製品化してもうすぐ発売されるものがひとつ、
気に入ってもらえて今年の春夏コレクションに出品されたものがひとつ、と
マックィーンから商品化!??!コレクション!?!?
なんつー夢みたいな話・・
でも現実にやってのけた人が目の前にいるわけで。
なんてゆうか、現実的に、本当に留学したいって気持ちが強くなった。
技術とかお金とか英語とか英語とか英語とか、問題は山積みだけど!
まだ知らないことがありすぎる。
結局まだまだ世間知らず。
もっと知りたい。
日本だけじゃなくて。
世界なんてスケールでかすぎ。
だけど、知る分にはいいんじゃないかな。
いつになるかはわかんない。
2年後?5年後?10年後?30年後?
でもいつかお金ためて英語勉強して、海外留学!!
漠然とウェディングドレス作る人になる、からはちょっと前進したと思いたいな。