不思議と朝のコーヒーに合う気がして、良く聴く。
バッハのフランス組曲。
退廃的な雰囲気というのとも少し違う、環境音楽を先取りしているかのようにも聴こえる。
心にすーっと入ってくる、静かな演奏の曲だ。
話は逸れるが、大学1年生の時音楽の授業があった。必修科目だったと思う、各学部の生徒が集まり大講堂での授業だった。
授業で覚えてるのはふたつあり、ひとつ目は、”ドレミ”は誤りで”ドレメファサラセド”と発音するらしい。何語かは、今になって気になるが、分からず終いだ。
ふたつ目は、ベートーヴェンの交響曲で好きな曲は何番かでアンケートしたことだ。
当時はクラシックに興味がなく、知っていたのは中高時代の音楽教室の壁に貼ってあった、作曲家の顔の何人かだった。
もっと言えば、肖像画のうち特徴的に描かれた何枚かで、ベートーヴェンは搔き乱したような髪が特徴的で、中でも強く印象に残っていた。
奇数番に人気が集中したのだったろう。後者は教授の学生の知識の程度を図る目的と、飽きさせない工夫とを兼ねていたのだろう。
その影響があったかはわからないが、今こうして同じような事を考えたりする。さすがにベートーヴェンの交響曲はどれも有名なので、ここでは取り上げないが。
このフランス組曲は、平均律クラヴィア(以下平均律)を想い出させて、どこかしら似ている、あたかも音楽における表と裏の関係のようだ。
表と裏の関係は高校のときだったか数学で習った。それ以来で記憶にも定かでない。
なのに、なんで表と裏を思い出したのだろう。
根拠はないが、坂本龍一氏の”BTTB”と”ウラBTTB”との成り立ちの関係からだろうか。
そういえば、このフランス組曲も平均律と同時期に作曲されているらしい。
<バッハ作曲 フランス組曲第2番 演奏:スヴァストラフ・リヒテル>

