”許さない”

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乳腺炎と死と隣り合わせ

昨年に出産し、卒乳して数ヶ月経った６月１８日突如右胸に痛みが走った。

手で触ってみるとしこりがあるので色々ネットで調べたら乳腺炎だった。

乳房の上側に出来てたしそこまで辛くなかったから我慢していた。

その数日後、今度は乳房下側が痛み出して触るとやはりシコリが。

乳腺炎が広がっていた。

どこの病院がいいのかわからず、痛みを我慢しながら大学病院の受診日まで待った。

待ちに待った受診日で、受付で事情を話し予約が昼からなのと院内紹介できるかを確認した。

すると『先生に直接言ってください。出来るかどうか先生の判断になります』と。

時間まで待ち呼ばれてその先生の担当の話を終えてから院内紹介を頼んだ。

先生が取次等色々一生懸命やってくれたが、結果は院内紹介不可。

理由が出産から一ヶ月以上たってるから見れない。

意味がわからなかった。

だが、それ以上どうすることも出来なく痛み止め等処方してもらい薬を飲んで様子を見ることにした。

その間にご近所さんにどこの病院がいいのか聞き回って一件近くであったので翌週に駆け込んだ。

すると乳腺外科はお休み中だということでこれまた近くの病院を紹介され、１本電話をしていてもらいその場で向かった。

診察に入り胸を見てすぐエコーし、血液検査をし輸液ルート確保をした。

その結果、白血球が数万まで上昇しもう少し遅ければ敗血症で手遅れになり命を落としていたと言われた。

自分が死と隣り合わせだったこと。体に初めてメスを入れるということ。

ダブルのショックだった。

麻酔も痛いし管を入れるのも鈍痛があった。

でも切開したおかげで溜まっていた膿がジワジワと外に出るようになった。

それから数週間、通院に点滴に投薬としたが未だに白血球が下がり切っていない。

このまま熱が上がらなければいいのだが…

大学病院の体制の悪さが浮き彫りになり、早急な改善を要求した。

乳腺炎から敗血症って想像もつかなかったけど、今でも死ぬんじゃないかって不安がある。

今のが治っても再発するかもしれないからそれも恐怖だし。

唯一の救いは家族がちゃんと理解してくれてることかな。