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 我が家は、やや高台に建っている低層マンションの6階にあります。ルーフバルコニーがあり、そのおかげで狭いリビングを広くみせる効果をあげています。近くには都立の公園があるせいか、季節によっては、尾の長い小鳥や、たぶんムク鳥かと思いますが、見慣れない鳥たちが、ルーフバルコニーの柵に止まっていたりします。
 毎朝のようにやってくるのはスズメと鳩です。そこで、朝起きて、最初に私がするのは、エサ台に米粒やパンの残りを置くことです。すると、スズメや鳩たちがやってきます。まれには、見慣れない小鳥もやってきます。
 最近、気がついたのですが、鳩は1羽だけです。やや小柄な感じがします。しかも、いつも1羽です。放れ鳩なのでしょうか(そんな言葉があるのでしょうか)。最初は、スズメにと思って、エサをおいていて、鳩は敬遠していたのですが、やってくる鳩が、その羽の様子や小柄な感じから、同じ鳩だと思ったとたんに、かわいそうだと感じました。スズメたちは集団で5,6羽でやってきますが、鳩はいつも独りぼっちです。スズメは集団で、その行動を見ていると賢いなと思いますが、1羽の鳩は不器用な感じもします。

 鳥の連想でいうと、大きさ1センチ足らずの焼物の茶色の鳥が我が家にはいます。なぜ、こんな鳥がいるのか不思議です。どこで手に入れたかという記憶がないのです。何かの焼物に紛れ込んでいたのでしょうか。あれこれ、考えてみましたが、はたと気がついたのは、中国の明器を業者さんから譲ってもらったことがあります。明器は5種類ほどありました。土中にあったらしく銀化しています。また、もうひとつ、青銅器をまねた形の薄茶色の陶器もありました。業者さんの話では、中国の焼物が好きな方が亡くなられ、ご遺族がその業者さんに処分をまかせた、そして骨董市へもってきたという、いわばウブなものでした。この方は、「俺は骨董のことはよくわからない、値段も適当に決めてくれ」といいます。外見はでっぷりと太った方です。いつも作業着を着ているので、骨董商というよりも、土建屋さんのように見えます。Fさんといいますが、5年ほど前に、そのFさんから、明器を譲ってもらったときに、紛れ込んだのかもしれません。
 小さいのですが、あるとき、その鳥をよく見ると、羽の1枚1枚が描かれ、目もついています。こんな小さなものなのに、よく作ってあると思いました。
 そこで、想像をたくましてしてみると、中国の明器は死者のお墓に埋葬するために作られました。そこで、死後の世界でも死者が困らないようにと、壺や食器などをかたどったものに加え、当時の生活を表現した家や家畜小屋などの明器もあります。Fさんのところで明器を譲ってもらったときには、家畜小屋や家を表現したものもありましたが、こちらは緑釉が鮮やかなものでした。中国系の方が、その場にいました。緑釉が鮮やかな明器は中国系の方に持っていかれました。そして、私は銀化した明器のほうを譲ってもらったわけです。
 そして、小さな鳥は、その明器に紛れ込んで、我が家にやってきたのではないかと推測しています。ただし、色は緑ではなく、薄茶色です。しかし、鳥の細部まで、うまく表現しています。その鳥の裏側を見てみると、はがれた跡があります。つまり、この小鳥は、何かの焼物についていて、何かの拍子にとれてしまい、明器の中に紛れ込み、最終的には我が家に紛れこんだのだろうと思います。
 1センチ足らずのものですから、いつなくしてしまうかわかりません。そこで、瓦の破片を台の代わりにして、その上には、今は弥生の小壺を置いて、その傍らに、その小鳥を置いています。
相棒の壺は、プレインカの古壺だったり、弥生の小壺だったりしますが、小鳥がワンポイントになって、面白い風景を作ってくれます。
 それにしても、どこから、この小鳥はやってきたのでしょうか。不思議な縁を感じます。

 鳥の先祖は恐竜だといいます。そこで一句、「スズメ君 君の先祖は 恐竜なの?(字余り、ご容赦)」。

如庵