「どっちがいいですかねー」
と、人生のかなり重要な選択を前にして
答えを他人に尋ねるひとがいる
自分の中の答えを持たないまま
ただ
「正解」はどちらか？
という聞き方なのだ
違和感がある
そういう人の口ぐせは
「間違いない」
最近よく耳にする
「間違いない」という相槌
気軽に使っているようだけど
これ、危ないんじゃないかな
間違えたくない
失敗したくない
という心理は
問題回避=逃げる
つまり、恐怖から発せられ
それは、脳の苦痛を感じる部位を使う
この口ぐせ、
いつ、誰が使い始めたのか知らないが
楽しげに使わせながら
実は人間から
主体性を奪っていく言霊だ（呪詛ともいえる）
そもそも…
正解なんか
自分の前には存在しない
それは
後からちゃんとついてくる
ただ、
選択する時
「本当はどうしたい？」と自分に聴くことだ
たとえ、それが間違いだとしても
たとえ、全世界から反対されても
制限が全く無かったとしたら
本当はどうしたい？
この世界に自分1人だけだとしたら
間違いも正解も無い、
だったらどうしたい？
と自問してみることだ
どんな選択をしたって
それは結局「正解」になる
だから
正解は？
間違えたくない！
というその恐怖は
幻想なのだ
ま・ぼ・ろ・し
本当はいない「お化け」みたいなもの
心配は要らない
怖がらなくていい
大丈夫だから
一歩前に出てみなよ
ホラ
何でもなかったでしょ？
ってなるんだけどね…