Michilog ver.2 -651ページ目

叙述ミステリー

今年の読書目標 40冊!


現在、33冊目「オーデュボンの祈り」  伊坂幸太郎

(この人、これがデビュー作だなんて、ほんと天才すぎる・・)




33冊中

教養系 7冊くらい

小説系 26冊くらい


と、圧倒的に小説ばかり読んでるな。
さらに小説の中でも8割がたがミステリーですね。


ミステリーの中でも最近は


「叙述ミステリー」


が好きです。


叙述ミステリーについては この講義  を参考に。


※この先、ネタばれありです!





普通のミステリーはもちろん

トリックを 登場人物⇒登場人物 にかけますが


叙述ミステリーでは

作者⇒読者 にトリックをかけます。



たとえば「密室のトリック」とかそういう謎解きではなくて

その作品全体がひとつの「トリック」になっているもの。


今年読んだもののなかで叙述ミステリーはというと


アヒルと鴨のコインロッカー  (伊坂幸太郎)


葉桜の季節に君を想うということ  (歌野 晶午)


とか。


そもそも

この2作は「ミステリー」だと思わずに読んでたくらいですw

(ミステリ大賞とか取ってるんだけどねw)


叙述ミステリーはまずそこがおもしろい。

作品そのものが大きなトリックになっているわけなので、

つまり「これは叙述ミステリーだ」と

読者に知らせてはいけないということです。



普通のミステリーは、「トリック」があること前提で、

その謎を探すのが普通だけど、

叙述ミステリーの場合はそもそも「なぞ」自体が見えない。


で、どこかの段階で「ストーリーの大前提」だと思っていたものそのものが

違っていたということが明かされます。


おもわず、いままで読んできたページをすべて繰りたくなる。


まさに「だまされたー!」と叫びたくなる。



●「容疑者Xの献身 」 (東野圭吾)

も、ある意味ではその分類に入るかな?


これは一般的には普通のミステリーだけど、

トリックのひとつとして、

叙述ミステリーが使われてます。

でもこのトリックは、読んでるうちに若干サキヨミできますね。


謎解きするのに「絶対に必要な情報」を

明らかに隠している感じがするので、

「あれ?」と思っちゃう。

でも全体的にみたら、東野作品の中で

やはりこれが一番最難関のミステリーだと思います。



うえにかいた2作は

まぁネタばれさせてしまったけど、

それでもたぶん全然だまされると思います。

ぜひ読んでみてください。


「アヒル~~」は映画化もされてます。


「葉桜~~」はタイトルがかなりいいでしょ。

最後まで読むと、その意味がわかる。

これはもう、トリックが明かされた瞬間ですら、

「え!?ほんとに!?」って信じられなかったくらい、

完璧にだまされました。



おすすめの叙述ミステリーがあったら、

ぜひおしえてください。