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忘れられない人を胸に秘めて生きる

青春時代の思い出を思いに秘めて過ごす日々。
今が幸せだけど、胸のモヤモヤが消えない日々。

「よっしゃわかった、もし出くわしたら俺が言ったる」

 

 

喧嘩もしたことが無い私は、強がった。

もし、出会ったら守ってあげようとは思った。

 

一緒に遊んだときは、家の前まで送ることにした。

 

 

付き合ってから、初めて地元以外にお出かけすることにした。

 

 

そして、そこで元彼と断ち切る儀式をしようと考えた。

 

バスに乗って、メジャーなおしゃれな街に行った。

そこには、当時はやっていたサーフ系ショップがあり海もある。

 

砂浜に腰かけた。

 

「アレだして」

 

 

マイコに言った。

 

 

 

出てきたのは指輪。

元彼にもらった指輪をまだ持っていたらしい。

 

 

「ちょっと貸して」

 

 

 

 

 

思いっきり振りかぶって、海投げた

 

 

 

マイコは目が点になった。

 

 

「こんなもん必要ない、もう俺がいるんだし、元彼なんて存在すら忘れていい」

 

 

 

頭をなでてあげた。

 

 

 

「ありがとう」

そういって、顔を上げたマイコの目には涙が浮かんでいた。