三分咲きだと眺めた数日後に満開となった桜、毎日桜並木を散歩して楽しんでいる。
数年前に新宿御苑へ桜の季節に入ったことがある。
それはそれは見事な桜が拡がっていて、風に散る桜の花びらがとても美しくて幻想的だった。
毎年もう一度あの景色を眺めてみたいと思っていたので、昨日久しぶりに新宿御苑を訪れてみた。
平日ならしかも月曜日なら人出も少しは少ないのではと思ったが、すごいたくさんの人が花見に訪れていて驚いた。
そして数年前に見て感動したあの風景はもうなかった。
なぜだろうと思い返しその景色と比べてみたら、大きな桜の木の枝があちこち切られていることに気づいた。
重なり過ぎて切断したのかそれはわからないけど、あの時の桜の景色はもうなかった。
一期一会を感じた。
残念といえば残念だけれど、息をのむほどの美しい景色は一度きりのものなのかもしれない。
「今」は永遠だといわれる。
わたしには今はまだそれがよく分からない。
だけど何となく頭ではなくどこか深いところでそれを感じ始めているような気がする。
おそらく新宿御苑に桜の季節に行くことはないだろう。あの人出のなかを歩くのは私には疲れる方が勝ってしまう。
土手沿いの桜並木の美しさは見事だから近所で十分桜の美しさを堪能できる。
これもまたいい経験だと思った。
新宿御苑にお花見に来た人々は誰もみな楽しそうに桜を眺めていた。
花の放つエネルギーにつつまれて、「幸あれ」と祈りを捧げた。