写真にはジャガイモが写っていませんが、オーブンで時間をかけて焼いたジャガイモは、黄色くてほっこりとして、まるで栗のような味でした。
ちょっと甘めのミュスカデを食前酒に飲んで、食事中はサヴォアの白ワイン、食後酒はアルマニャック。
フランスでは青年に達している18歳男子なので、これくらいは当たり前に飲めます。
ルカリュスの友達も、普段から40度くらいのウィスキーを、バーなどで飲んでいるとのことで、顔色ひとつ変わりません。
楽しく食事が終わった後、18歳男子2人は、なぜかマクドナルドへ行ってくると言う。
最初は、親のいないところで、ゆっくりと話でもしたいのかなと思ったけれど、ハンバーガーとポテトとコーラの入った紙袋を抱えてすぐに帰って来た。
あれだけ食べた後で、なぜマクドナルド?
帰ってきて、ポテトを食べはじめて、塩味が足りないというルカリュスの友達に、精製していないゲランドの粗塩を出してあげたら、天然のミネラルの味に感動してくれた。
その横で、こだわりグルメに興味ゼロのルカリュスが、うちには安物の塩しかないよ。
と失礼なことを言う。
日本人がお土産にこぞって買って帰るゲランドの天然塩も、小さい頃から普通に食べているルカリュスにとっては、ありがたくもなんともない安物らしい。
そして、ポテトとハンバーガーを食べながら、カラオケ大会が始まった。
リビングの大画面で、子供たちだけでゆっくり楽しんでもらおうと、私たち大人2人は、そそくさと寝室に閉じこもって、邪魔をしないように早寝をしたけれど、夜中過ぎまで盛り上がってる子供たちに、そろそろ近所から苦情がきそうだから、そろそろ静かにするように説得。
カラオケはやめたけれど、その後、3時くらいまでゲームやなんやらで夜更かししていたらしい。
一人っ子のルカリュス。
小さい頃から、友達を家に呼ぶのが好きだった。
誰かの家に行くよりも、自分のテリトリーで遊びたいタイプ。
おかげで、私は、ルカリュスの友達をほとんど把握している。
息子の友達は、みんな可愛くて、我が子のように思う。
一人っ子の親としては、うちに遊びに来てくれて息子と遊んでくれる友達は、ありがたくて、大切な存在です。