今日、
ある患者さんに
はじめてお目にかかりました
はじめて
お会いする時には
カルテを
じっくり読んでから
伺うのですが
この患者さんの
今までの経過を読んでいると
次から次へと
色んな事が起こり
どんどん症状もひどくなり
辛い思いをされているだろうなぁと
思いながらベッドへ行きました
どんどん筋力がなくなり
殆ど歩けない状態と
なっていらっしゃいました。
まだ働き盛りの男性で
動けなくなったことを
辛く思っていらっしゃるようでしたが
多くを語られませんでした
カルテを読ませて頂き
とても辛い思いを
されてきたのではないかと
想像しながら
今、ここに立っている事を
伝えました
医師には
いつも大丈夫ですといわれていたようですが
伺ってみると
相当な痛みのようでした
ご自分の辛い思いは
どなたにぶつけられるのか問うと
妻に一度だけ愚痴を言ってしまったと・・。
少し前に
「こんな状態で生きていても仕方がない。
死にたい」と言われたそうです。
今も時々思うけど
それきり
誰にも
思いをぶつける事が出来なかったと
泣かれました
何故自分がこんな目に
遭わなければならないのか?と。
自分の事が
自分で出来なくなり
こんな気持ちを抱いてしまう気持ちも
よくよくわかります
人に迷惑を
かけるという事が
どんなに辛いことか
安易に想像ができます
今日
会えてよかったと
思いました。
ご自分ひとりで
抱えていらっしゃったら
どんなに辛かっただろうと・・・。
どんな意味があって
この目の前にいる人は
病気になられたのだろう?と
よく思う
愛と光を