地下鉄の改札で涙する中年女性二人。 | 未亡人ですから。

未亡人ですから。

2011年3月半ばに突然の未亡人に・・・。
未亡人にしかかけない笑いあり、涙ありの
ブログを配信しますので、
どうぞごひいきに~。

昨日はワクチンの接種会場でのお仕事でした。



毎度お馴染みのスタッフばかりの会場で、

安心してお仕事ができる。




その中に偶然、ご近所さんがいます。

少し歳上の彼女とは気が合い、行き帰りの地下鉄もご一緒だったりします。



偶然にもお互いの娘が同じ学年で、しかも同じクラスだった事があったのです。




その彼女と帰り道話している際、



『ご主人もお酒好きなの?』って聞かれた。




「実はね、亡くなって10年経つの。

5年生の時、同じクラスだったでしょ?

その時パパが亡くなった子いたの覚えてるかな。

それ、うちなの。。。

もしかしたらだけど、、、お通夜に参列してくれていたら、ありがとうございます。」



ずっとずっと言えなかった事を彼女に伝えることができたのは、昨日で最後の仕事にしようと決めていたから。



彼女は、



『全然気が付かなくて、、、

本当にごめんなさい。

あの時の、、、』と涙ぐんでいた。




私の苗字はよくある名前だから、まさかその

当人だとは思わなかったらしい。




『お通夜の最後にあなたが話した言葉を、

今でもずっと覚えているのよ。

子ども達にいつもこんな人になって欲しいと、

事あるごとに話しているの。』



「何の話だろう、、、、、、。」




『お金持ちより、人持ちになりなさいって。』



あぁ、、、。

大ちゃんと私が結婚式の後に約束したやつだ。

そういう大人になろうねって。




地下鉄の改札で、手を取り合い風で、

涙を流す中年女性二人、、、。笑




この後、改札出たら二手に別れて帰路につく。


何歩か歩きかけ、突然振り向き、

『LINEの交換ってダメかしら、、、。』と言われた。




控え目で、謙虚な彼女からの言葉が嬉しくて、

涙がドッと溢れ出た。




家までの道、温かい涙で景色がいつもと違って見えた。




もうすぐお盆。

大ちゃんからの粋な計らいかな?



お疲れ様!

よくがんばったね!って、

ステキなご縁のご褒美いただきました💕




ありがとうございます。