ESPN F1トピックス
より記事拝借です
オープン・ホイールのレーシング・マシンで、今後どのような対策が講じられるか
一ファンとして注意深く見ていきたいと思ってます。
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マーク・ウェバーはインディカーやラリー、MotoGPなどと比べて、F1の方が安全だと考えていることを明かした。
16日(日)、イギリス人インディカードライバーのダン・ウェルドンがラスべガスで多重クラッシュに巻き込まれ、命を落とした。この事故で何名かのドライバーは、1.5マイルのオーバルで34台ものマシンを高速で競わせることの安全性に疑問を投げかけている。F1は1994年のアイルトン・セナの死以来、安全性の向上に努めてきており、インディカーの事故原因の調査にはFIAも協力することになった。ウェバーは自身の『BBC』コラムで、インディカーは"過剰に"レース性を求めすぎたとの考えを語った。
「僕はオーバルコースでレースをしたことはないけど、経験者とは何度も話している」とウェバー。「彼らが好きじゃないという要素の1つがだんご状態になってのレースだ。特にラスベガスのようなショートオーバルでね。あのようなコースでスリーワイドで走るというのは本当のレースじゃない。ただスリップストリームを使っているだけ。ドライバーは常に違うレーンに移動しようとする――コースの上から下までね――事故が起きるのも無理はない」
「一定のスピードなら問題ないし、ひどいケガを負うことはないだろう。でもオープンホイールで220mph(352km/h)出ていれば、クルマは5、6メートル跳ね上がってしまうし、大ケガを負いかねない。30台あまりのシングルシーターが冷えたブレーキでテール・トゥ・ノーズ状態――それはやり過ぎだ。ドライバーはその点を心配している。ダンが亡くなったアクシデントでは全体の半分近くがひとかたまりになっていて、その半数が宙を舞った。これは良くないよ」
ウェバーはまた、今回の事故がF1界に与えた衝撃は大きかったというが、オープンホイールかどうかにかかわらず、他のどんなモータースポーツよりもF1は安全だと感じていると説明。
「事故は多くの人に影響した――ダリオの映像、マシンの中でむせび泣く姿を見たかもしれない――レーシングドライバーというのはなぜ、こんな事故の後でも走り続けるのかと世間は疑問に思うだろうね。僕自身もひどい事故を経験している。1999年のル・マンでは、3日間で2台のメルセデス・スポーツカーが舞い上がった。2回目の事故の時は本当に一瞬、もうダメだと思ったよ」
「それから去年のバレンシアのアクシデントは知っているだろう。ヘイキ・コバライネンのロータスに乗り上げてマシンが離陸。上下逆さまに落ち、反動で正しい向きに戻ってからバリアへ向かって滑っていった。F1の安全性は大きな発展を遂げた。そもそもインディカーとは違うタイプのレースだしね。誤解しないでほしい。リスクは承知しているよ。バレンシアの場合などはどちらの結果になってもおかしくなかった。それははっきりしている。でも僕は、インディカーよりも安全だと思っているんだ。その件に関してはラリーやMotoGPよりも上だと思っている。だからこそ信頼してレースに臨むことができるんだ」
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